ベース用定番プリアンプMXR M-80とSANSAMPを比較!

BestOne編集部

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ベース用の定番プリアンプである「MXR M-80」と「TECH21 SANSAMP BASS DRIVER」について、それぞれの特徴や使い方、愛用しているプロのアーティストの紹介をします。

この記事に登場する専門家・担当者

ベース専門店・Geek IN Box代表 嵯峨駿介さん
ベース専門店・Geek IN Box代表
嵯峨駿介さん
東京・御茶ノ水の大手楽器店にて数千本のギター・ベースのリペア、メンテナンスを経験。現在は、横浜でベース専門店「Bass Shop Geek IN Box」を立ち上げ、リペアや販売をする傍ら、様々なメディアで記事の執筆もこなす。 ※本記事の内容は嵯峨駿介個人の意見、知識を基に執筆しており、所属する株式会社ビレッジグリーン及びGeek IN Boxの総意を代表するものではありません
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目次
大人気ベースプリアンプ「MXR M-80」と「SANSAMP BASS DRIVER」を比較!
MXR M-80はボトムを支えるロックベーシストにおすすめ
SANSAMP BASS DRIVERはポップスからロックまで幅広くおすすめ
この記事に登場した専門家

大人気ベースプリアンプ「MXR M-80」と「SANSAMP BASS DRIVER」を比較!

ベース専門店・Geek IN Box代表 嵯峨駿介さん
ベース専門店・Geek IN Box代表
嵯峨駿介さん
ジャズコーラスや定番と呼ばれるアンプがあるスタジオや、ライブハウスによって異なるアンプを使わなければならないベーシストにとって、ペダル型のプリアンプは音作りをサポートしてくれる心強い味方です。

その中でも圧倒的にスタンダードなのは「MXR M-80」と「SANSAMP BASS DRIVE」です。プロの間でも採用率の高いこちらの2台について解説します。

MXR M-80の特徴

最大の特徴はミドルレンジをスウィープして作られるロック向きのサウンド。わかりやすいほどにサウンドを変化させますが、そのサウンドはヘヴィなアンサンブルの中でベースを主張させるのに最適で、速めの8ビートを使ったポップスやアニソン、ヘヴィロックのアンサンブルでは非常に有用です。

また、ディストーション回路が独立して搭載されており、フットスイッチによりオンオフが可能。非常に高いユーザビリティを持っていると言えます。

MXR M-80を使用しているプレイヤーの例

MXR M-80はロックベーシストや多ジャンルをカバーするセッションミュージシャンに特に厚い支持を受けています。例えば、自身のバンドのほかにメタル系アーティストのサポートも積極的に行うIKUOさんや、Nothings Carved In Stone、ストレイテナーなどのバンドで活躍するひなっちさんは本機の愛用者として知られており、また海外に目を向けるとメタリカのロバート・トゥルージロ、プライマスのレス・クレイプールなどが挙げられます。
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SANSAMP BASS DRIVERの特徴

最大の特徴は疾走感あふれるドライブサウンドです。歪みを深めていくごとに当然ドライブは深くなっていきますが、ベース用に設計されているために低域が失われて音が痩せてしまうことがありません。イコライザーの設定ポイントも優れ、アンサンブルの中で抜けてきてもらいたいローエンド、ハイエンドをプッシュしてくれます。

サンズアンプベースドライバーのサウンドはその質の高さと人気ゆえに、ベースサウンドの定番のひとつにまでなっています。高品位なベースサウンドを約束してくれるマジックボックスだとも言えるかもしれません。

SANSAMP BASS DRIVERを使用しているプレイヤーの例

SANSAMP BASS DRIVERはあまりにも多くのロックベーシストに愛用されています。例えばLUNA SEAのJさんは初期の頃から長らく愛用しており、その他に凛として時雨の紅一点ベーシスト345さん、SCANDALのTOMOMIさんなど、やはり激しいアンサンブルを得意とするロックバンドのベーシストが目立ちます。

彼らのベースサウンドはドライブ感にあふれ、時には瑞々しく歪む、まさにロックの定番と呼んで差し支えのない高品位なもの。その一端を支えているのがSANSAMP BASS DRIVERなのです。
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MXR M-80はボトムを支えるロックベーシストにおすすめ

深く沈み込んだ位置からアンサンブルを支えるサウンドをベースに、タイミングによっては激しく歪んだサウンドで上の帯域まで使いたいベーシストには、カラースイッチによるプリセットトーンやディストーション回路のオンオフスイッチがついたMXR M-80がおすすめです。

カラースイッチとディストーションチャンネルによって簡単に音が切り替えられるため、普段はファンクやポップスを演奏していて、稀にロック、メタルなどの激しいアンサンブルに入る必要のあるベーシストにもおすすめしたいですね。

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SANSAMP BASS DRIVERはポップスからロックまで幅広くおすすめ

ベーシックなトーンをドライブサウンドで作り、あえてベースサウンドを少しナローなレンジにすることで、激しいアンサンブルの中でも強く主張する、音抜けのいいサウンドを作りたいベーシストにはサンズアンプベースドライバーは非常におすすめです。

また、ドライブを控えめにしてサウンドがわずかにサチュレーションがかる程度に設定すると、ポップスやファンクに最適な暖かくウォームなサウンドを作ることも可能です。この点においてはMXR M-80よりも高い汎用性があると言えます。

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ペダル型のプリアンプは近年ベーシストの間で大きく市民権を獲得し、10年前では考えられないほどに多くのモデルが登場しました。

そんな中でもひと際高い人気を誇る定番モデルが「MXR M-80」と「TECH21 SANSAMP BASS DRIVER」です。どちらもミドルレンジをスウィープすることでローエンドとハイエンドを強調し、スッキリとしたサウンドを実現。その強烈なキャラクターは高い支持を得ています。

初心者の方が最初に手に取るプリアンプとしても今回の2台はおすすめです。音を出して気に入った方をぜひ使ってみてください。

この記事に登場する専門家・担当者

ベース専門店・Geek IN Box代表 嵯峨駿介さん
ベース専門店・Geek IN Box代表
嵯峨駿介さん
東京・御茶ノ水の大手楽器店にて数千本のギター・ベースのリペア、メンテナンスを経験。現在は、横浜でベース専門店「Bass Shop Geek IN Box」を立ち上げ、リペアや販売をする傍ら、様々なメディアで記事の執筆もこなす。 ※本記事の内容は嵯峨駿介個人の意見、知識を基に執筆しており、所属する株式会社ビレッジグリーン及びGeek IN Boxの総意を代表するものではありません
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