アルダーボディベースおすすめ5選【木材で探す】

BestOne編集部

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ベースは、ボディに使われている木材によって音に大きく影響を及ぼす楽器です。今回はスペックにこだわってベースをお探しの方へ、フェンダーのジャズベースを始め多くのベースのボディ材として用いられる木材「アルダー」で作られたベースの特徴やおすすめ商品をご紹介します。

この記事に登場する専門家・担当者

ベース専門店・Geek IN Box代表 嵯峨駿介さん
ベース専門店・Geek IN Box代表
嵯峨駿介さん
東京・御茶ノ水の大手楽器店にて数千本のギター・ベースのリペア、メンテナンスを経験。現在は、横浜でベース専門店「Bass Shop Geek IN Box」を立ち上げ、リペアや販売をする傍ら、様々なメディアで記事の執筆もこなす。 ※本記事の内容は嵯峨駿介個人の意見、知識を基に執筆しており、所属する株式会社ビレッジグリーン及びGeek IN Boxの総意を代表するものではありません
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目次
アルダーボディベースの特徴
素材で探す!アルダーボディおすすめベース
この記事に登場した専門家

アルダーボディベースの特徴

ベース専門店・Geek IN Box代表 嵯峨駿介さん
ベース専門店・Geek IN Box代表
嵯峨駿介さん
アルダーは、広葉樹に分類される木材で、フェンダー社がボディ材として採用する代表的な木材として有名です。
同じくベースのボディ材として用いられる木材、アッシュに比べると柔らかい材質で加工しやすく、かつ他の木工製品ではあまり用いられることが多くないため、安定して供給される木材として現在まで普及し続けています。

豊かな中音域

アルダーは音響特性上、比較的中音域がよく出る、とされています。そのため、中音域が重要なエレクトリックギターには特に相性がよく、高音域と低音域が極端に強く出ないためアンサンブルに馴染むウォームなサウンドと表現されることがあります。
フェンダーに限らず、世界中の多くのメーカーで用いられているため、おそらく一般的に認知されているベースギターの音≒アルダーボディの音、と呼べるかもしれません。

アッシュと比べて軽い

アルダーは、アッシュと比較して軽量であることが多く、非常に取り回しが良い木材です。長時間の立奏でもアッシュと比べれば疲れづらく、そのため、ベースを始めたばかりの初心者の方や女性にもおすすめしやすいボディ材と言えます。

多くの人に親しまれたサウンド

アルダーボディ+ローズ指板という組み合わせが特に有名なモデルはフェンダーの60年代製造のプレシジョンベース、またはジャズベースですが、この60年代ジャズベースを使用していた世界的に有名なミュージシャンとして、「ジョンジー」の愛称で知られる元LED ZEPPELINのジョン・ポール・ジョーンズが挙げられます。
また、エレクトリックジャズベースの伝説的なプレイヤー、ジャコ・パストリアスは1962年製のジャズベースのフレットを自ら外して使用していました。世界中で親しまれたこの二人のアルバムで聴ける、ふくよかな粘りのある音こそ、まさにアルダーボディ+ローズ指板のジャズベースの音と言えます。
出典:You TubeAmerican Standard Jazz Bass Demo | Fender

素材で探す!アルダーボディおすすめベース

Squier AFFINITY J BASS BSB

フェンダー傘下のブランド、Squierにもアルダーボディを用いたベースのラインナップがあります。低価格帯の楽器の木材にはバスウッドが用いられることも多いのですが、このモデルは本家Fenderと同じくアルダーを用いながら高いコストパフォーマンスを実現しています。

Squier エレキベース AFFINITY J BASS BSB

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FUJIGEN Neo Classic Series Ikebe Original INPB10RAL (OTM)

フェンダージャパンのOEM生産をかつて請け負っていたことで知られるフジゲンのプレジションベースタイプです。古き良き60年代のプレジションを再現した、高品質な一本です。
フジゲンベースの特徴とおすすめモデル5選 - PICUP(ピカップ) フジゲンベースの特徴とおすすめモデル5選 - PICUP(ピカップ)>> 日本を代表するギターファクトリー・フジゲンが自ら展開するオリジナルブランドについてその特徴や評価、使っている有名プレイヤー、展開するラインについて解説。Neo Classic、J-Standardの両シリーズやそれらのおすすめベースを紹介しています。

Fender Japan Exclusive Classic 60s Jazz Bass USA Pickups

2015年3月に惜しまれつつ終了したFender Japanを引き継いでいるJapan Exclusiveのジャズベースです。60年代ジャズベースのスペックをほぼ再現していたFender Japanと同等のスペックです。実用的なジャズベースという観点ではこの上ない良質なモデルです。

YAMAHA BB434 TBS

ヤマハの名機BBシリーズの中級モデルです。アルダー1ピースでボディが構成されており、フロントのスプリットピックアップ、リアのシングルコイルピックアップによる、いわゆるPJレイアウトになっています。一般的なネック接合形式のボルトオンジョイントをヤマハ独自に改良したマイターボルティングジョイントを採用しており、ボディの鳴り方が非常に強力です。

ヤマハ エレキベース BB434 TBS

参考価格: 62,150

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Ibanez TMB2000-TFL [Talman Bass]

アイバニーズは、複数の木材を結合させてボディを作る製造方法が多くみられるのですが、このTalmanに関してはアルダーのみでボディを構成しているため、トラディショナルなサウンドが特徴です。ピックアップには今世界的に注目を集めるNordstrandを採用しており、即戦力になり得る1本としてとてもおすすめできます。

Ibanez エレキベース TMB2000-TFL [Talman Bass]

参考価格: 98,965

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アルダーボディのベースを紹介しました。アルダーボディから奏でられるサウンドは、まさに「多くの人に親しまれてきたベースサウンド」と言っても過言ではなく、あらゆる音楽になじみ、アンサンブルを邪魔しないナチュラルな音作りが容易に出来る材質です。最初の1本に、緊急用のサブに、多様なサウンドを要求されるセッションの場に、アルダーベースが大活躍してくれることでしょう。ぜひ1本、あなたのコレクションに加えてみてください。

この記事に登場する専門家・担当者

ベース専門店・Geek IN Box代表 嵯峨駿介さん
ベース専門店・Geek IN Box代表
嵯峨駿介さん
東京・御茶ノ水の大手楽器店にて数千本のギター・ベースのリペア、メンテナンスを経験。現在は、横浜でベース専門店「Bass Shop Geek IN Box」を立ち上げ、リペアや販売をする傍ら、様々なメディアで記事の執筆もこなす。 ※本記事の内容は嵯峨駿介個人の意見、知識を基に執筆しており、所属する株式会社ビレッジグリーン及びGeek IN Boxの総意を代表するものではありません
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