フジゲン(FGN)ベースの評判、特徴とおすすめモデル4選

BestOne編集部

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日本を代表するギターファクトリー・フジゲンが自ら展開するオリジナルブランドについてその特徴や評価、使っている有名プレイヤー、展開するラインについて解説。Neo Classic、J-Standardの両シリーズやそれらのおすすめベースを紹介しています。

この記事に登場する専門家・担当者

ベース専門店・Geek IN Box代表 嵯峨駿介さん
ベース専門店・Geek IN Box代表
嵯峨駿介さん
東京・御茶ノ水の大手楽器店にて数千本のギター・ベースのリペア、メンテナンスを経験。現在は、横浜でベース専門店「Bass Shop Geek IN Box」を立ち上げ、リペアや販売をする傍ら、様々なメディアで記事の執筆もこなす。 ※本記事の内容は嵯峨駿介個人の意見、知識を基に執筆しており、所属する株式会社ビレッジグリーン及びGeek IN Boxの総意を代表するものではありません
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目次
数多くの有名ブランドの製造を手掛けてきた国産ギターメーカー「フジゲン」
フジゲンのベースの特徴はC.F.Sによる正確なピッチ
大型フェスに出演するロックバンドからセッションマンまで。フジゲンを使う有名プレイヤー
フジゲンベースの主なシリーズ
初心者におすすめしたいフジゲンのベース
中級者におすすめしたいフジゲンのベース
この記事に登場した専門家

数多くの有名ブランドの製造を手掛けてきた国産ギターメーカー「フジゲン」

ベース専門店・Geek IN Box代表 嵯峨駿介さん
ベース専門店・Geek IN Box代表
嵯峨駿介さん
日本を代表するギターファクトリー・フジゲンは自らのブランドのギターを製造、販売する傍ら、G&LやアイバニーズのOEM製造を担っています。また、今ではジャパンヴィンテージと呼ばれる年代のフェンダージャパンの製造も担当し、そのころのフェンダージャパンギターはフジゲン期という愛称で高く評価されています。

ギターファクトリー自身がオリジナルブランドを販売するのは昨今珍しくはありませんが、フジゲンはカスタムオーダーにも力を入れている点が他とは違う点。都内でもフジゲン直営の店舗を持っています。

フジゲンのベースの特徴はC.F.Sによる正確なピッチ

高い技術力を存分に生かした丁寧なつくりが大きな特徴です。そのため、日本製らしくタイトでどっしりと安定したサウンドを奏でます。フレットを弧を描くように打ち込むサークルフレッティングシステム(C.F.S.)はフジゲンの特許技術で、メーカーとしての代名詞とも言えるデザイン。音程を区切るフレットが弦と垂直になることで、より適切なピッチが得られます。アンサンブルの中で土台の部分となるベース、ピッチを正確にするためのデザインには厳しすぎるということはありません。ピッチが気になるベーシストはこのC.F.S.を試す価値があるかもしれません。
CFSについて|エレキギター・エレキベースカスタム〔フジゲン カスタムハウス〕>>

大型フェスに出演するロックバンドからセッションマンまで。フジゲンを使う有名プレイヤー

出典:You TubeFGN(Fujigen) Guitars Japan - Artist Interview (Official)
上記の公式動画のインタビューに出演しているCrossfaithやMAN WITH A MISSIONなどのアーティスト達や、セッションミュージシャンである後藤克臣さん、モンキーマジックのDICKさん、HER NAME IN BLOODのMAKOTOさん、TOTAL FATのSHUNさんなど、多くのミュージシャンがフジゲンベースを愛用しています。

彼らが口を揃えて言うフジゲンベースの特徴は「どんな環境でも安定してプレイができる」「音の密度が高い」「どの音域でもフラットなサウンド」ということ。愛用しているミュージシャンたちにはジャンルによる偏りはなく、それはつまりフジゲンベースの汎用性の高さを物語っています。

フジゲンベースの主なシリーズ

Neo Classic シリーズ

トラディショナルなスタイルとオールドスクールなスタイル、その両方のいいところを取り入れたのがNeo Classicシリーズです。シンプルなジャズベース、プレシジョンベースをラインナップし、それらはトラッドな見た目ですが中身はモダンに仕上げられています。サークルフレッティングシステムは標準で搭載され、ハードウェアはGOTOH製、モデルによってはセイモアダンカン製ピックアップやラッカー塗装が採用されており、非常に高いスペックで仕上げられています。
フジゲン(FGN)ネオクラシックベースの評価、特徴、おすすめ5選 - PICUP(ピカップ) フジゲン(FGN)ネオクラシックベースの評価、特徴、おすすめ5選 - PICUP(ピカップ)>> フジゲン ネオクラシックシリーズのベースについて、その特徴や評価、愛用しているアーティストについて解説。ジャズベース、プレシジョンベース、5弦ベースからオススメのモデルを紹介しています。

J-STANDARD シリーズ

元々は海外輸出向けのモデルとして展開されていたJ-STANDARD、オリジナルデザインを取り入れたプレイヤビリティの高さと濃厚なローエンドを持ったサウンドは高く評価されています。ジャズベースを基本としながらリアにハムバッキングピックアップを搭載したJMJ、プレシジョンベースを基本としながらリアにスプリットコイルピックアップをさらに1基搭載したJMPをラインナップ。ヘヴィなサウンドを求めるプレイヤーには大きくおすすめしたいシリーズです。

初心者におすすめしたいフジゲンのベース

J-Standard Mighty Power JMP-AL-R VWH

ロックベーシストから高い評価を得るJ-StandardシリーズのJMPです。特徴的なのはリアに配されたスプリットコイルピックアップでしょう。このタイプのピックアップがリアに配されるのは非常に稀ですが、硬いサウンドのリアに太いサウンドのスプリットコイルピックアップを当てるのは実は合理的なデザインかもしれません。ブリッジはオリジナルの堅牢なタイプ。ハードにヒッティングしても弦が暴れすぎることがないため、ダウンチューニングを使うベーシストや激しいステージアクションのベーシストにもおすすめです。

FUJIGEN J-Standard Mighty Power JMP-AL-R VWH エレキベース

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NJB10RAL-BK Neo Classic SERIES

モダンとヴィンテージのいいとこ取り、Neo Classicシリーズのジャズベースタイプがこちら。ローズ指板メイプルネック、アルダーボディとトラッドなフェンダースタイルのウッドマテリアルを採用。ベーシックなトーンはトラディショナルではありますが、ジョイントに採用されたステンレスプレート、コントロールに隠されたピックアップのワイヤリングの切り替えスイッチによりモダンなトーンをも手に入れているモデルです。

FGN ( Fujigen フジゲン 富士弦 ) NJB10RAL-BK Neo Classic SERIES

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中級者におすすめしたいフジゲンのベース

NJB10MBAH-VNT Neo Classic SERIES

Neo Classicシリーズのジャズベースタイプ、こちらは70年代のフェンダージャズベースを模したモデルです。当然ボディ材にはアッシュ、指板材にはメイプルを採用。ブロックポジションとバインディング、ヘッド側に配されたトラスロッド調整口など、70年代のフェンダージャズベースの特徴を随所に配しています。C.F.S.やステンレスプレートなどのモダンスペックはアッシュ・メイプルのコンビネーションには絶妙にマッチします。

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J-Standard Mighty Jazz JMJ-ASH-DE-M/TWF

ヘヴィミュージックを得意とするベーシストにおすすめなのがJ-Standard、JMJです。24フレットの指板、最高音まで容易にアクセスできるボディシェイプ、堅牢なブリッジ、リアに配されたミュージックマンタイプのハムバッキングピックアップなど、随所がモダンなスペックにアップデートされたジャズベースのようなモデルです。J-Standardシリーズの全てのモデルは滑らかなフレットエッジも大きな特徴です。これによりスムーズなフィンガリングが可能になります。この点はネックが手に吸い付くようなフィーリングももたらし、良好な弾き心地に感じるでしょう。

Fujigen / J-Standard Mighty Jazz JMJ-ASH-DE-M/TWF

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世界に誇る日本のギターファクトリー、フジゲンが展開するブランドについて紹介しました。彼らの強みはコストパフォーマンスの高さだと思われがちですが、そればかりではありません。ジャパンヴィンテージと呼ばれる年代の日本製ベースの評価が高いのはフジゲンの功績でもあり、彼らにはその時代からの技術、知識、経験の蓄積があります。それらを駆使して製作されているのが現在のフジゲンベース。論より証拠、一度トライしてみることをおすすめします。

フジゲンはギターもおすすめ!

フジゲンギターの特徴・評判とおすすめモデル6選 - PICUP(ピカップ) フジゲンギターの特徴・評判とおすすめモデル6選 - PICUP(ピカップ)>> 日本有数のギターファクトリー・フジゲンが自らのブランドとして運営する"フジゲン(Fujigen/FGN)"のギターについて、その歴史や特徴、現行のシリーズについて解説していきます。初心者や中級者におすすめのモデルについても紹介しますよ!

この記事に登場する専門家・担当者

ベース専門店・Geek IN Box代表 嵯峨駿介さん
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嵯峨駿介さん
東京・御茶ノ水の大手楽器店にて数千本のギター・ベースのリペア、メンテナンスを経験。現在は、横浜でベース専門店「Bass Shop Geek IN Box」を立ち上げ、リペアや販売をする傍ら、様々なメディアで記事の執筆もこなす。 ※本記事の内容は嵯峨駿介個人の意見、知識を基に執筆しており、所属する株式会社ビレッジグリーン及びGeek IN Boxの総意を代表するものではありません
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