バッカスのベースは、コスパの高さと弾きやすさから初心者を中心に高い人気を集めています。この記事では、バッカスベースの評判や魅力をはじめ、ユニバースシリーズやグローバルシリーズなど人気シリーズの違いを解説。初心者向けモデルや5弦ベース、おすすめの人気モデル5選も紹介します。購入前に知っておきたい選び方や特徴も詳しく解説するので、自分に合ったバッカスベースを探している方はぜひ参考にしてください。
バッカスとは?評判が高い理由やメーカーの特徴を解説
ベース専門店・Geek IN Box代表
嵯峨駿介さん
バッカスはどこの国のメーカー?歴史やブランド概要を紹介
バッカスは長野県の株式会社ディバイザーが保有するギター・ベースブランドで、松本市の飛鳥工場で生産されています。1994年にスタートした当初から高いクオリティをもったギター、ベースを低価格で販売し、高い評価と人気を獲得しています。
飛鳥工場ではCrews Maniac Sound、Providenceといった有名メーカーのギターやベースのOEM生産を手がけていることでも知られており、工場自体が高い評価を獲得しています。
バッカスの評判は?
90年代から一貫してその評価は高く、年々揺るぎのないものになっています。現行モデルについてはもちろんですが、2000年代前後のベースは特に高い評価を獲得しています。
バルトリーニピックアップ、プリアンプのエレクトロニクスに加えてエボニー指板やハカランダ指板を採用した贅沢なウッドマテリアル、GOTOHのフラッグシップ510シリーズを使ったブリッジやペグのハードウェアといったハイグレードなマテリアルを用いながらも10万円台という圧倒的なプライスを実現。
高品質なモデルを手頃な価格で展開してきたことが、現在も高い評価を集めている理由のひとつです。
バッカスのベースの特徴
オリジナリティあふれるカスタムデザイン
バッカスのベースは基本的にトラディショナルなフェンダースタイルをカスタムしたスタイルで、これ自体は珍しいものではありませんが、カスタムの要素はオリジナリティに溢れ、最大の特徴になっています。
例えば、バッカスの代名詞となっているオイルフィニッシュ。使い込めば使い込むほどに風合いが出てくるこのフィニッシュはフェンダーのニトロセルロースラッカーにも通じる魅力があります。
他に、スケールを変更したモデルや日本の木材を積極的に使ったモデルも発売しており、そのバリエーションの多彩さも魅力ですね。
組み込み精度の高さと弾き手を選ばない癖の少ない音
高い精度で丁寧に組み込まれているためにサウンドはタイトでストレート。トータルデザインが優れているために弾き心地はとてもスムーズ。かっちりしたサウンドとスムーズな演奏性によって非常に扱いやすい、良質なベースに仕上がっています。
癖が少ないのでピックアップやプリアンプのチョイス、ブリッジやペグなどのハードウェアのチョイスによってサウンドの方向性を簡単にコントロールできるため、カスタムベースとしても優秀な土台になる1本です。
バッカスが展開するシリーズ
バッカスのユニバースシリーズ|初心者向けの定番シリーズ
主に中国の提携工場にて生産されているのがユニバースシリーズです。中国製ではありますが日本のクラフトマンが自らスタッフを指導しており、そのクオリティは同価格帯の製品に比べて非常に高いと言えます。
フルサイズのジャズベースやオリジナルプレシジョンベースのようなトラッドなモデルに加え、フラッグシップであるウッドラインと同様のディンキーシェイプ(細めのボディシェイプ)を採用したモデルもラインナップ。
特に初心者の方にはおすすめのシリーズで、このクオリティのものであればまずは十分でしょう。
バッカスのグローバルシリーズ|コスパと品質を両立
主にフィリピンの提携工場にて手作業により生産されるのがグローバルシリーズです。ユニバースシリーズ同様に日本のクラフトマンによる指導が入っており、バッカスらしいサウンドや品質を維持しています。
一般的なジャズベースタイプには34インチのスケールが採用されます。グローバルシリーズではその34インチに加え、33インチ、35インチのスケールを採用したモデルをラインナップ。
スケールを比較して自分に最適なスケールをチョイスすることができるのは、今までにはなかった新たな魅力です。
バッカスのハンドメイドシリーズ|上級者向けの本格モデル
飛鳥工場にて職人が1本1本手作業で生産するのがハンドメイドシリーズ。多くのモデルにはオイルフィニッシュが採用されており、振動を一切阻害しないオープンなボディ鳴りを実現しました。木に直接触れることになるので、肌さわりの心地よさも魅力的です。
以前はSTANDARD、IMPRESSION、VENUSなどいくつかのシリーズがありましたが現在はWOODLINEに統一されています。定価で10万円台後半から20万円台前半と、トップクラスの品質を備えながら、比較的手に取りやすい価格帯も魅力です。
初心者向けバッカスのベースおすすめモデル
Bacchus BJB-1R (3TS)
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初心者でもおすすめのエントリーモデル
Bacchus、ユニバースシリーズとしてラインナップされているジャズベースタイプの1本。指板には約半世紀前にフェンダーが採用していた木材と同じくローズウッドが使われています。ボディに使われているポプラという木材は非常に軽量で、取り回しの良さに貢献しています。
フェンダーのトラディショナルな要素に、軽量な取り回しの良さを加えた本商品はまさに初心者にぴったりな1本と言えるのではないでしょうか。もちろん持ち運び用のソフトケースが付属します。
Bacchus UNIVERSE Series WJB-mini BLK
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しっかり使えるミニベース
バッカスの最上位シリーズであるハンドメイドシリーズにて展開されるWOODLINE。本商品はWOODLINE同様にダウンサイジングしたボディシェイプを採用し、スケールを短くした、いわゆるミニベース(コンパクトベース)です。
だからと言っておもちゃのような印象は全く受けず、むしろサイズを小さくしたことによりお子様や女性の方でも容易に扱えるメリットを大きく感じます。
サウンドが物足りないということはなく、スケールが短いベースならではのバウンス感が魅力的ですね。十分なクオリティを備えています。
中級者向けバッカスのベースおすすめモデル
Bacchus Craft Series / BJB-62NV
ヴィンテージジャズベースを再現したサウンド
国内製造のクラフトシリーズの1本。ヴィンテージライクなルックスを意識した本商品はなんとラッカーフィニッシュを採用。乾燥に時間がかかり、コストがかさむラッカーフィニッシュは通常この価格帯では使われることのない塗装です。
薄い塗装に仕上がりやすく、また適度な柔らかさを持つためにサウンド面でもメリットを持つと言われています。
メイプルネック、ローズ指板、そしてボディはもちろんアルダーボディ。型番の通り62年のモデルチェンジ後のフェンダージャズベースを意識したデザインになっています。
上級者向けバッカスのベースおすすめモデル
Bacchus / WOODLINE 417 AC Blue Oil finish
バッカスが誇る最上級ライン
バッカス最上位シリーズであるハンドメイドシリーズのフラッグシップモデル、WOODLINE。メイプルの指板にはホワイトのブロックインレイ、バインディングが採用されてエレガントなルックスに仕上がりました。
美しい木目のボディはライトアッシュ。オイルフィニッシュが施された軽量なライトアッシュは鳴りが大きく、WOODLINEの大きな特徴のひとつになっています。aguilarのOBP-2というモデルのプリアンプを搭載し、パワフルで切れ味の鋭いサウンドを出力します。
Bacchus HANDMADE Series WOODLINE DX4-EWC/STC NA
ゴージャスな見た目が注目を集めます
バッカスのひとつの特徴が積極的に採用するエキゾチックウッドです。本商品は栃の木、それもスポルテッドと呼ばれる特殊なもので、木が病気によって特殊なルックスになってしまったものです。
黒い模様が入ったそのルックスは非常に独特。指板には真っ黒でハイグレードなエボニーが採用されています。ブリッジも雰囲気に合わせてゴールドとブラックの配色のものが使われ、サウンド、ルックス、両面においてグレードの高い1本に仕上がっています。
バッカスの5弦ベースおすすめモデル
Bacchus WL-535 R CAR-MH
ローBがしっかり鳴る5弦をお探しならこれ
WOODLINEシェイプの5弦ベース。本商品はパッシブサーキットを採用し、ナチュラルでウォームなサウンドデザインになっています。トーンつまみはスイッチになっており、引っ張ることでピックアップのワイヤリングを変更することが可能です。
パラレルでは従来のワイドなレンジのサウンドが、シリーズではミドルの分厚いパワフルなサウンドが得られます。スケールは35インチを採用し、ともすると緩くて使えないローB弦のテンション感を高め、明瞭な音程感と輪郭を生み出します。
Bacchus WOODLINE DX AC BR/OIL
高級感溢れる上位の5弦モデル
WOODLINEの5弦モデル。ブラウンのオイルフィニッシュに合わせて指板はエボニー。ホワイトのブロックインレイとバインディングが一層際立つエレガントなルックス。
本モデルはアクティブサーキットを使った仕様で、プリアンプにはBartoliniのXTCTが採用されています。ミドルを削ることでスッキリとしたローエンドと刀のように鋭いトレブルが特徴的なプリアンプで、アクティブベースの創世記から現在に至るまで圧倒的な支持を獲得しています。
バッカスのベースは初心者から上級者まで幅広くおすすめ
優秀なクオリティで高い評価を得ているバッカスベース。初心者にはユニバース、上級者にはハンドメイド、というように明確にグレード分けがされているコンセプトの明確さもバッカスブランドの特徴ですね。
飛鳥工場を運営し、バッカスブランドを保有するディバイザーはバッカスの他にもmomose、STR、HEADWAY、seventyseven guitarsといったブランドを保有し、それぞれ異なる特徴のベースを生産しています。バッカス製品が気に入った方は、飛鳥工場で生産される他のベースについてもぜひチェックしてみてください。