ベース用のアンプやプリアンプ、エフェクターなどの機材を製作するアギュラーについてその特徴や評価、使用しているアーティスト、オンボードプリアンプとアウトボードプリアンプについて解説。オススメのプリアンプを紹介しています。
アギュラーが作るベースプリアンプの特徴と評価
ベース専門店・Geek IN Box代表
嵯峨駿介さん
アギュラーは元々は高品位なアンプメーカーとして高く評価されていましたが、近年はエフェクターやプリアンプ、ピックアップを積極的に開発しています。
その中で、特にベーシストの間で重宝されているのがプリアンプ、OBPシリーズです。2バンドのブーストのみのOBP-1、2バンドのブーストカット可能なOBP-2、3バンドのブーストカット、ミドルフリーケンシーの調整可能なモデルがOBP-3と、一通りのラインナップを揃えています。
アギュラーの機材を使用しているアーティスト
高品位なアギュラープリアンプはMayones、Mike Lull、Bacchusなどといった一流メーカーが手がける多くのベースに内臓されており、そのクオリティは非常に高く評価されています。
日野賢二さん、櫻井哲夫さん、秋田ゴールドマンさんといったトッププロ達がアギュラー製品の愛用者として知られており、アーティスト、メーカー両方から多大な信頼を集めていることがわかりますね。
プリアンプの種類
オンボードプリアンプ
オンボードプリアンプとは、ベースに内蔵することを目的として設計されたプリアンプのことです。そのため、多くは9Vもしくは18Vのバッテリー駆動で、長い時間の使用ができるようになっており、イコライザーは2バンドもしくは3バンド、必要最小限まで機能が絞られたものがほとんどです。
最近ではバイパスした時と音量が変わらないように設計されているものも多く、無意味にゲインアップをするような製品は少ないです。例えばBartolini TCTシリーズやaguilar OBPシリーズはオンボードプリアンプと呼ばれるタイプです。
アウトボードプリアンプ
アウトボードプリアンプとは、オンボードプリアンプと区別して主にエフェクトペダルと同様のシャーシを採用したペダル型のプリアンプをさします。
特徴としてはバイパススイッチ、ドライブスイッチ、バランスアウトプットなどが挙げられ、オンボードプリアンプと比べると多機能でエフェクティブな使い方を想定していることが多いです。例えばMXR M-80やTECH21 SANSAMP BASS DRIVERなどはアウトボードプリアンプと呼ばれるタイプです。
おすすめのオンボードプリアンプ
aguilar OBP-1
アギュラーには主に3種類のオンボードプリアンプがラインナップされており、それらはOBPというシリーズ名がつけられています。OBP-1は3つの中で最もシンプルなモデルです。イコライザーは低音域(30Hz)と高音域(4kHz)のブーストのみの機能を持ち、ブースト幅は18dbと大きめです。
扱いづらく感じるかもしれませんが、実際に使ってみるとシンプルで用途が限られるだけ逆に扱いやすさを感じると思います。
AGUILAR
OBP-1 オンボードプリアンプ
参考価格:
23,760
円
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amazon.co.jp:2024年11月21日 04:17時点
rakuten.co.jp: 2024年11月21日 06:45時点
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タイプ |
ベース用オンボードプリアンプ
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出力 |
ー
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幅 |
25mm
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奥行 |
15mm
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高さ |
25mm
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重量 |
ー
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DI機能あり |
ー
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ヘッドホンアンプ機能あり |
ー
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歪み機能あり |
ー
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aguilar OBP-2TK
OBP-1はブーストオンリーの2バンドイコライザーでしたが、OBP-2はブーストカットが可能な2バンドイコライザーです。周波数帯、ブースト量はわずかにアレンジされており、下が40Hzの18db、上が6.5kHzの16dbになっています。
OBP-1に比べて上の周波数が高くなっていますがこれはカットで使用することを考慮した為ではないかと思われます。ブーストしたときにはOBP-1よりも切れ味のあるシャープなサウンドになりやすいですね。
AGUILAR
オンボード・プリアンプ OBP-2TK
参考価格:
34,372
円
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タイプ |
ベース用オンボードプリアンプ
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出力 |
ー
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幅 |
25mm
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奥行 |
15mm
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高さ |
25mm
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重量 |
ー
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DI機能あり |
ー
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ヘッドホンアンプ機能あり |
ー
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歪み機能あり |
ー
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aguilar OBP-3TK/PP
アギュラーのオンボードプリアンプのなかで最もフレキシブルで多機能なのがOBP-3です。OBP-2にプラスしてミドルレンジのイコライザーが搭載された3バンドイコライザーで、ミドルの周波数は400Hzと800Hzで選択が可能。これは例えばミニスイッチにしてベース本体のコントロールの1つに追加することもできます。低域と高域の周波数帯、ブースト幅はOBP-2と同じです。
AGUILAR
オンボード・プリアンプ OBP-3TK/PP
参考価格:
37,966
円
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タイプ |
ベース用オンボードプリアンプ
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出力 |
ー
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幅 |
25mm
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奥行 |
15mm
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高さ |
25mm
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重量 |
ー
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DI機能あり |
ー
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ヘッドホンアンプ機能あり |
ー
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歪み機能あり |
ー
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おすすめのアウトボードプリアンプ
Aguilar TONE HAMMER
アギュラー唯一のアウトボードプリアンプとしてリリースされ、多くのベーシストに高く評価されているのがこちらのペダル型プリアンプ、TONE HAMMERです。ドルフリーケンシーコントロール付きの3バンドイコライザーとドライブモードを組み合わせた、ベース用プリアンプとしては必要十分な機能を持つ1台です。
ドライブモードは秀逸で、非常にアンプライクでピッキングにセンシティブに反応。ベーシストにとって使用頻度の高いエフェクトが2台分入っていてお得です。
AGUILAR
TONE HAMMER
参考価格:
32,800
円
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タイプ |
ベース用プリアンプ/ダイレクトボックス
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出力 |
ー
|
幅 |
ー
|
奥行 |
ー
|
高さ |
ー
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重量 |
770g
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DI機能あり |
〇
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ヘッドホンアンプ機能あり |
ー
|
歪み機能あり |
〇
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アギュラーのプリアンプを搭載したヘッドアンプ
AGUILAR Tone Hammer 500
好評を博しているアウトボードプリアンプ、TONE HAMMERとほぼ同様のプリアンプを持ちながらパワーアンプを追加した軽量パワフルな小型Dクラスアンプ。わずか2kgと超軽量な為ギグバッグのポケットに入るほど。このポータビリティの高さは徒歩移動のミュージシャンには非常にありがたいポイントですね。
AGUILAR
Tone Hammer 500
参考価格:
149,600
円
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タイプ |
ベースアンプヘッド
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出力 |
500W(4Ω)、250Wx2(8Ω)
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幅 |
273mm
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奥行 |
216mm
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高さ |
70mm
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重量 |
2.0kg
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DI機能あり |
〇
|
ヘッドホンアンプ機能あり |
ー
|
歪み機能あり |
〇
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近年、アギュラーは飛ぶ鳥を落とす勢いでベーシストの間に浸透しており、その中心にあるのはオンボードプリアンプOBPシリーズと、ペダル型アウトボードプリアンプTONE HAMMERです。これら2つはどちらも大きく評価されており、プロベーシストの採用率も非常に高い製品です。
また、アギュラーは元々ベースアンプで高く評価を受けていたメーカーのため、最後に紹介したTONE HAMMER 500を始めとして多くの優れたアンプをリリースしています。これらの製品はベーシストであればどれも一度は試しておきたいですね。