ベース用フィンガーランプを自作する時の注意点＆市販品おすすめ3選

前項まででご覧いただいたように、市販品のフィンガーランプは、一般的な形状のジャズベースなど、特定の構造のみを想定しているものが多くなっています。しかし、当然ながらベースによってデザインは異なり、またセッティングも異なります。そのため、その楽器に最適なデザインを施さなければならないフィンガーランプは、それぞれのベース、プレイヤーに合わせてワンオフで作るのが本来であれば望ましいものです。

ベース専門店・Geek IN Box代表嵯峨駿介さん

私の運営するベースショップ、Geek IN Boxでもそのようなリペアは承っており、費用は7,000〜15,000円程度です。ホームページからお気軽にご連絡ください。

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フィンガーランプを自作する場合の注意点

木材加工の知識があれば、自作をすることも可能です。特にジャズベースタイプではなく、ピックアップがシンプルな四角形でピックガードもないようなモデルであれば、比較的容易に製作ができるでしょう。

この際に気をつけたいのはR付けと角の丸めです。なんとなくヤスリを滑らせたり、刃物を当てると、正確なシェイピングは不可能です。仕上がりのイメージをしっかりと持ち、刃物もしくは荒いヤスリで整形し、細かいヤスリで仕上げを行いましょう。

ヤスリスポンジ

私たちはよくペーパーのやすりを使いますが、普段使い慣れていなければスポンジタイプが使いやすいと思います。番手別に6種類がパッケージされており、最後まで丁寧にかければ美しい仕上がりになるでしょう。

ただし、最も荒い番手が600番で、これは少し細かいので、可能であればその前段階の180、280、360、あたりも揃えたいですね。

多くのプロベーシストの使用により、近年一気に市民権を得たフィンガーランプ。使いこなすには、フィンガーランプを取り付けたスタイルで、太いサウンドを出す研究をすることが前提です！

研究すればするほどサウンドやプレイヤビリティへの影響を理解し、またその中で細かいこだわりも出ると思います。その時には私たちのようなリペアショップに製作を依頼したり、自分で作ってみましょう。構造まで深く理解すると、ベースプレイも一歩踏み込んだものになると思います。

この記事に登場する専門家・担当者

最終更新日：2023年08月15日

公開日：2018年06月29日

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