DTM向きコンプレッサーおすすめ5選|使い方と基礎知識も徹底解説!

DTM向きコンプレッサーおすすめ5選|使い方と基礎知識も徹底解説!

BestOne編集部

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コンプレッサー(コンプ)はDTMの音楽制作では、イコライザーやリバーブと並ぶぐらい、エフェクターの基礎としても重要なものです。そこで今回は、コンプレッサーの基本的なパラメーターの説明と使い方と共に、DTM向きのおすすめコンプレッサーをご紹介します。

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目次
ミックス・マスタリングに必須のコンプレッサーとは?
コンプレッサーの使い方(主要パラメータ)
DTM向きのコンプレッサーおすすめ5選
まとめ|テクニックや設定方法は動画サイトを参考に!

ミックス・マスタリングに必須のコンプレッサーとは?

ミックス・マスタリングに必須のコンプレッサーとは?
コンプレッサーとは音を圧縮(Compression)するエフェクターで、略して「コンプ」とも呼ばれています。バラつきのある音を平均化して聴きやすくしたり、アタック感を強調したり、迫力のある音を作ることが可能です。コンプレッサーだけでも色々な種類があり、VCA・真空管・FET・光学式……など、それぞれ動作の仕方や特徴に違いがあります。

また、DAWで使うプラグインのコンプレッサーにも、実機で存在するコンプレッサーをエミュレート(模倣)したアナログっぽい音のするもの、DAWに最初から付属しているコンプレッサー、通すだけで音質が変化するコンプレッサーなど、幅広く展開されているのがコンプレッサーです。

そんなコンプレッサーは、リバーブや歪み系のエフェクターみたいな派手な変化がないため、初めて使う方には魅力的に感じないかもしれません。ですが、コンプレッサーは、イコライザーやリバーブと並ぶぐらい、エフェクターの基礎としても重要になるため、積極的に使ってみることをおすすめします。

▼コンプレッサーをかけると音圧が上がる?

▼コンプレッサーをかけると音圧が上がる?
一般的に聞き慣れない「音圧」を説明すると、かなり長く難しい話になってしまうため、ここでは「音圧=音量」という認識で考えていきます。音圧を上げるということは音量を上げることと、ほぼ同義であると覚えておきましょう。

▼プロの音源が音量が大きい理由

プロの音が大きいのにはいくつかの理由があります。響かせるポイントとしてコンプレッサーがあります。コンプレッサーを用いてピークを潰すなども手法として行います。ここでは、コンプレッサーで音の響きをよくするポイントなどについて紹介し説明していきましょう。
 

1、音を大きく聴かせる肝はコンプレッサーにあり

1度自分の楽曲を作ってみた方は感じたことがあると思いますが、プロが作った音源と自分の音源とだと、かなり音量の差があったという経験はないでしょうか。それこそが、ダイナミックス系のエフェクターの特徴であり、音を大きく聴かせるポイントなのです。

2、ピークを潰して平均音量を上げる

CD音源をDAWに取り込んで、波形を見てみると波形の面積が大きく、音量の小さい部分と大きい部分にあまり差がないのが確認できます。ここから「ピーク(メーターの赤ランプがつく音量)を圧縮して平均音量を上げた」ということが分かります。

そして、それこそが音圧の正体でもあるのです。つまり、コンプを掛けると音圧が上がるのは「ピークを潰して(圧縮して)、平均音量を上げている」からということになります。

▼実際に使って試すのがおすすめ

こればかりは自分で試してみるのが1番分かりやすいことでしょう。リミッターというプラグインがあればそれを、なければコンプレッサーのレシオを「∞:1」に設定して、スレッショルドを「0dB」に設定してみてください。

アタックタイムは「最速」、リリースタイムは「遅め」に設定して、インプットゲイン(入力ゲイン)を上げてみてください。アウトプットやトラックのフェーダーを動かさなくても音量が大きく聴こえてるはずです。

それこそ「ピークを潰して平均音量を上げた」ということになり、音圧が上がったということになります。ダウンロード形式のソフトでも良いですが、慣れてきたら実機にも触れてみるのがおすすめです。

コンプレッサーの使い方(主要パラメータ)

コンプレッサーには主要パラメーター「スレッショルド」や「レシオ」「アラックタイム」「リリースタイム」と言った機能を用いることで効果的な音を作ることができます。ここでは、それぞれの機能や効果などについて、説明し使用方法などを紹介していきましょう
 

▼スレッショルド(Threshold)

▼スレッショルド(Threshold)
スレッショルド(Threshold)は、コンプレッサーの掛かり具合を調整するツマミです。スレッショルドで設定した音量を上回ると、コンプレッサーが作動し、音が圧縮されます。実際に音がどのくらい圧縮されているかは、ゲインリダクション(Gain Reduction)というメーターで確認することができます。

基本的にはゲインリダクションメーターの-3dB~-5dB程度を目安に掛けていくといいでしょう。もし、変化が分かりにくい場合は、かなり深めにスレッショルドを設定することで、どういう風に音が変わるのかを確認することができます。

▼レシオ(Ratio)

レシオ(Ratio)は、スレッショルドを超えた音をどのくらいの比率で圧縮させるか決めるツマミです。たとえば、パラメーターを「2:1」に設定した場合、スレッショルドを超えた音が1/2圧縮されます。目安としてまずは、「4:1」にパラメーターを設定するといいでしょう。

変化が分かりにくい場合は、比率を極端に上げたり(「32:1」「64:1」……)下げたり(「1.5:1」「1.25:1」)して、スレッショルドを調整すると変化を感じやすくなります。

▼アタックタイム(Attack Time)

アタックタイム(Attack Time)は、音がスレッショルドを上回った後、レシオで設定した比率に圧縮するまでの時間を設定するツマミです。たとえば、アタックタイムを「1msec」(1/1000秒)など、速く設定すれば、アタック感や音の立ち上がりを抑えることができます。

逆に「200msec」など、アタックタイムを遅くしていくと、アタック感が強調されるようになります。スレッショルドを深めに設定して、アタックタイムを動かしていくと、音の立ち上がり感が変わるのが確認できることでしょう。

▼リリースタイム(Release Time)

リリースタイム(Release Time)は、スレッショルドを下回ってからコンプレッサーが停止するまでの時間を設定するツマミです。リリースタイムでは、音の余韻を調整することができ、効果的に作用すると曲のグルーブもコントロールすることができます。

基本的にはリリースタイムは短めに設定して、次の音の立ち上がりには一回コンプの動作が停止している状態が好ましいです。ただし、リリースタイムを短くしすぎると「ポンピング」と呼ばれる、音がうねる現象が起きるので注意が必要です。

DTM向きのコンプレッサーおすすめ5選

ここからは、DTM向きのコンプレッサーのおすすめ商品をランキング形式で紹介します。アイゾトープやSTEINBERGの人気モデルや、ダウンロード形式モデルにも注目。ランキングは、本記事でお伝えした選び方のほか、Amazonや楽天市場などの大手通販サイトで人気の商品も参考にピックアップしました。スペック表にあるサイズの数値なども参考にして、使用目的に合った商品を見つけてみてください。 

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作業効率が上がる・理想の音作りを求める方に

アメリカのオーディオ技術を開発している人気メーカー。Ozoneは業界標準ともいえるソフトです。求めている音を手に入れたいDTMユーザーにおすすめ。使い方に慣れるまで難しい面もありますが、作業効率を各段にアップさせることができ、理想の楽曲制作を追求していきたい方に必要といえるでしょう。

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口コミ・レビュー総合評価
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世界中で選ばれているCubaseの最新版

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型番:CLA-76

WAVES Compressor/Limiter ダウンロード形式

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DTMをこれから始める方におすすめ

昔から多くのユーザーに愛され、今もなおスタジオで活躍する定番のコンプレッサーのプラグインです。1176系と呼ばれるコンプレッサーは、いろいろなメーカーから発売されていて、それぞれ特徴が違ったりします。アナログのコンプレッサーをモデリングしたものを試してみたいのであれば、まずは1176系を試してみるといいでしょう。

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WAVES Renaissance Maxx Native ダウンロード形式

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魅力的な7つのプラグインをバンドル

ボーカルに特化したコンプレッサー「Renaissance Vox」を含めた7つのプラグインをバンドル、WAVES Renaissance Maxx。この製品は、イコライザーやリバーブなども含まれていて、ミックスをワンランク上に仕上げてくれることでしょう。かなりシンプルな作りをしている「RVox(Renaissance Vox)」は、初心者でも扱いやすく手軽にボーカルを仕上げることができます。

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型番:CLAMCTDM

WAVES CLA Classic Compressors プラグインソフト

参考価格: 11,000

グラミー受賞エンジニアとの共同開発

世界で有名なアーティストを数多く手掛け、グラミー賞を受賞をしたクリス・ロードアルジ氏が所有している4つのクラシック・コンプレッサーをモデリングしたプラグインが搭載。実績と信頼性の高さ、使い勝手の良さから人気があります。

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まとめ|テクニックや設定方法は動画サイトを参考に!

DTM向きのコンプレッサーについてご紹介しました。コンプレッサーは変化が分かりにくく、最初は扱いずらいプラグインでもあります。最初のうちはプリセットなどを駆使しながら、音を加工していくといいでしょう。

音源の名前の付いたプリセットも用意されていることが多いので、それを見ながら「ボーカルはこんな感じ」「ドラムはこんな感じ」など、自分の引き出しを増やしていくのがおすすめです。

また、プラグイン全てにいことですが、プラグインを掛けたときは元の音と比較をしながら音を加工していきましょう。分からないながらも使っていくことが重要です。動画サイトでは様々な使い方、インストール方法、テクニックなどがアップされているため、参考にしてみるの良いでしょう。苦手意識を持つことなくチャレンジしてみてください。

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