ソニーの一眼レフはちょっと異端な一眼。故に実現できる驚異の12コマ/秒の連写性能があらゆるフィールドで大活躍します。ソニーの一眼カメラにはコニカミノルタ時代のものを継承した「Aマウント」と主にミラーレス一眼に採用されている「Eマウント」の2種類があります。今回はそんなソニーの醍醐味を味わえるAマウントカメラの本体とレンズの11アイテムをご紹介。
一眼レフカメラの特徴
フォトグラファー
JOHN CHEESEBURGER
ここからは一眼レフカメラの特徴をご紹介します。一眼レフカメラという言葉自体はよく見聞きしていても、その特徴や仕組み、一眼レフカメラならではの魅力についてはくわしく知らない方も多いのではないでしょうか。改めて解説しますので一眼レフを始めたい方もぜひチェックしてみてください。
ミラーを利用した光学システム
一眼レフカメラ、それは100年以上その仕組みが不変の、カメラの中のカメラにしてカメラの王様。ファインダーという覗き穴をのぞいて見ると、そこには思わずシャッターを切ってしまいそうな景色が広がっていますよね。
一眼レフはレンズから入ってきた光(像)がレンズの奥、カメラの中心にあるミラーによって上部に反射され、それを映し出すペンタプリズムと言う頭頂部の出っ張りの中に組み込まれている水晶体を通してファインダーに送られる仕組み。
レンズを交換することによって、広い範囲を取り込んだ「広角」や、遠くの風景を映し出す「望遠」など、様々なテイストの写真を撮ることができます。
光学ファインダーは一眼レフの真髄
目の前に広がる光景からファインダーを通して必要な部分を切り取るための確認をすることを「フレーミング」と言います。一眼レフもミラーレス一眼も撮影プロセスはほぼ同じですが、両者の決定的な違いはこのファインダーの有無とフレーミングのやり方に大きな違いがあります。
一眼レフはレンズから入ってきてミラーで反射されファインダーを通って見える「生の光景」をフレーミングすることに醍醐味があります。対して、昨今ブームのミラーレス一眼は、レンズを通して"センサー"という像を受け止める部品が直接取り込んだ「映像」を液晶モニター越しに見てフレーミングするものです。
例えるならば、生でフィギュアスケートを見るのとテレビで中継を見るのとの違いがあります。
生でカルチャーを楽しみたいLIVE派の人は、ミラーレス一眼よりも一眼レフの方が向いていると思います。絶対。
ソニーの一眼カメラの特徴は......?
NikonにCanonと、一眼レフカメラを手がけるメーカーは他にもありますがソニーの一眼レフカメラの特徴とはいったいどんなものなのでしょうか。ここではソニーの一眼レフカメラ独自の魅力をご紹介しますのでソニー製品が気になる方はぜひ押さえておきましょう。
ソニー独自のミラー採用で高速なシャッター速度を実現!
ソニーはもはやミラーレスを主戦場に据えているようで、ミラーレスのラインナップが十数機種あるのに対し、デジタル一眼レフはたった2機種しかありませんが、その2機種が実はとても革命的なモデルなのです。
ソニーの一眼はミラー部に「トランスルーセントミラー」という半透明の透過型ミラーを採用し、通常通りのミラーの働きの他に、透過する性質を利用してそのままセンサーに像を送ることによって、フルサイズ機APS-C機共に驚異的なシャッター速度をはじめとしたウルトラスペックな性能を実現しています。
▼ソニーのミラーレス一眼が気になっている方はこちらもチェック!
レンズはドイツ製の「ツァイス」をラインナップ
交換レンズは決して多くはありませんが、ドイツの名門レンズメーカー「ツァイス」のレンズをラインナップに加えているので、高品質で独特な彩りと描写を楽しむことができます。
またソニーの製品は全モデルがカメラ本体に手ぶれ補正機能を持っているので、装着可能な交換レンズの全てでその効果を堪能することができます。
なんだか難しいこと言ってるなと思った方、つまり「ソニーのデジタル一眼レフは異端だが驚異的」ということなのです。
ソニーの一眼カメラのおすすめ人気機種2選
ここからはソニーの一眼レフカメラのおすすめ人気機種2選を見ていきましょう。カメラの超重要スペックであるセンサーサイズに注目し、APS-Cセンサーとフルサイズセンサーの機種をそれぞれひとつずつご紹介しますのでぜひ気になるカメラ選びの参考にしてみてください。
SONY(ソニー)
α77 II ズームレンズキット DT 16-50mm F2.8 SSM
参考価格:
118,800
円
【初心者~中級者におすすめ】
有効画素数 : 約2430万画素
センサーサイズ : APS-C
連続撮影速度 : 約12.0コマ/秒
測距点 : 79
ISO : 100~25600
APS-C仕様ながらも秒12コマという連写性能は、まさにこのカメラが動体撮影のために生まれてきたようなものであることの証。
79点という測距ポイント(画面の中のピントを合わせるポイント)は他社製品では60万円クラスのハイエンド機でも61点であることを考えるとその1/6に満たない価格でこのスペック、驚異的です。こんなハイスペックでありながらも初心者に扱いやすく、中上級者には表現の可能性を限りなく広げる、実に神コスパなハイスペック機です。
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SONY(ソニー)
α99 II ボディ
参考価格:
183,800
円
【上級者におすすめ】
有効画素数 : 約4240万画素
センサーサイズ : フルサイズ
連続撮影速度 : 約12.0コマ/秒
測距点 : 399
ISO : 100~25600
脅威の4,000万画素越えに、フルサイズで秒12コマの連写性能。フォーカスポイントも世界最多の399点とモンスター級のスペックでいながら実勢価格332,904円(2018年8月現在)というのは、なぜソニーが一眼レフをたった2機種のみ残してミラーレスに力を注いでいるのかがわかったような気がします。それは、「極めてしまったから」なのでしょう。
スペックも画質も価格も申し分ない「α99 II」、ボーナス全てを注ぎ込んでも決して後悔しない買い物です。会社辞めてプロカメラマン目指したくなるレベルですよ。
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ソニー用交換レンズのおすすめ人気モデルもチェック!
ここからはソニーの一眼レフカメラ用の交換レンズのおすすめモデルをご紹介します。標準ズームレンズ、ポートレートレンズ、広角ズームレンズ、望遠ズームレンズのそれぞれについて初心者向けのスタンダードモデルと上級者向けのプレミアムモデルをピックアップ。面白い写真が撮れる特殊レンズのおすすめモデルも掲載していますのでぜひ参考にしてください。
■ソニー用標準ズームレンズ
ここからはソニーの標準ズームレンズのおすすめ商品をご紹介します。人間の視野に近い画が撮れ、幅広く活躍する標準レンズは初心者から上級者まで多くの方におすすめできるアイテムです。安価なスタンダードモデル、ハイスペックなプレミアムモデルを順に見ていきましょう。
・スタンダード
SONY(ソニー)
DT 16-50mm F2.8 SSM APS-Cフォーマット専用
参考価格:
70,100
円
APS-C機、つまりα77 IIに装着して35mm判換算で24-75mmとなる、文字通りの標準域を全域でF2.8という、早い話、暗いところでも最高な画質で写真を撮ることができる大変優秀なレンズです。
ちなみに、その「35mm判換算」って何?と思ったかと思いますが、レンズの焦点距離の表記は昔から35mmフィルム(フルサイズセンサーと同等)に沿った表記がされていて、APS-Cカメラに装着するレンズは構造的にその表記に×1.5の数値がリアルに撮影可能なレンジとなるのです。それが「35mm判換算」です。
したがってこのレンズは24-75mmの範疇で最高なパフォーマンスを発揮してくれるレンズとなります。
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・プレミアム
SONY(ソニー)
Vario-Sonnar T* 24-70mm F2.8 ZA SSM フルサイズ対応
参考価格:
150,000
円
ソニーの一眼レフの魅力の一つでもあるのがドイツの名門「ツァイス」のレンズが使えること。本レンズはツァイスブランドの「ヴァリオ・ゾナー」というリーズナブルでありながらもツァイスの色、コントラストを体感できる入門的なレンズです。
その独特の色彩は極めてヨーロッパ的で、カリフォルニアのスカッとした太陽のような抜けの良さというよりは、絵画に近いような表現をしてくれます。
プレミアムレンズにしては価格もお手頃ですし、長く使える「定番」レンズとしておすすめです。ただ色味に好みが分かれると思うので、ドイツ大好き!という人にはおすすめですが、ハワイが大好き!という人は一度量販店で確かめてから買われた方が良いと思います。
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■ソニー用ポートレートレンズ
ここからはソニーのポートレートレンズのおすすめ商品をご紹介します。背景をぼかしてコントラストを生み出せるポートレートレンズは人物撮影はもちろんあらゆる被写体が引き立つレンズ。コスパの高いアイテムとこだわりの性能を持つアイテムどちらもチェックしてみてください。
・スタンダード
SONY(ソニー)
DT 35mm F1.8 SAM APS-C対応
参考価格:
21,190
円
α99 IIに装着すると表記通り35mm、α77 IIに装着すると52.5mm相当となる使用頻度の高いレンジでF1.8の美しい背景ボケを味わえるレンズですが、魅力はなんと言っても16,524円(2018年8月現在)という価格ではないでしょうか。
単焦点というレンズを知らないお父さん方は「馬鹿もん!ズームがないじゃないか!」と怒る人もいますが、ズームがない代わりに自分自身が動いていただいて最適なピントをおつかんでいただき、いざシャッターを切ってその出来上がりをみてみれば間違いなくその怒りも収まるかと思います。
そんな手強いお歴々も沈黙の最強コスパ単焦点レンズです。
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・プレミアム
SONY(ソニー)
Planar T* 50mm F1.4 ZA SSM
参考価格:
141,150
円
人物を撮ることに深いこだわりを持つ人にはこのレンズをおすすめします。ドイツの名門「ツァイス」のレンズが使えるのがソニーの魅力だと言いましたが、この「プラナー」はその中でも透明感の高い描写、絵画のような色彩に人気のある、いわばポートレートの定番レンズです。
人物を撮ればその肌の美しさの際立ちは絶品!風景を撮れば絵葉書のようなコントラストに魅了され、間違いなくこのレンズはお宝レンズとなるはずです。実勢価格約11万というのは作品を見れば簡単に元を取れる価格ではないかと思います。
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▼単焦点レンズのおすすめもチェック!
■ソニー用広角ズームレンズ
ここからはソニーの広角ズームレンズのおすすめ商品をご紹介します。目の前に広がる壮大な風景をそのままとらえたい、室内や会場の写真を広々と見えるように撮りたい、そんなときに最適なのがこのレンズ。ダイナミックな写真が撮りたい方はぜひチェックしてみてください。
・スタンダード
SIGMA(シグマ)
8-16mm F4.5-5.6 DC HSM ソニー用 APS-C専用
参考価格:
28,000
円
あえて他社製から見つけてきましたが、この画角、いいんじゃないでしょうか!一見フィッシュ?と思ってしまう一桁のワイド端ですがフィッシュではありません、超スーパー広角です。フォーカスも超音波モーターなのでサクサク動いてくれてカチッと決まります。
画質も全く問題なく、F4.5-5.6とちょっと暗いのが玉にキズですが、このレンズにしか成し得ない壮大な画作りは、ランドスケーパー(風景写真好き)には必携のレンズです。付属のケースが漁師の弁当箱みたいでかっこいいです。
ちなみに「SIGMA」は昔からある国産の有名なレンズメーカーでして、ネジ一本から福島県会津の工場での国産にこだわり続ける秀逸なメーカーさんです。
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・プレミアム
TAMRON(タムロン)
SP 15-30mm F2.8 Di USD ソニーAマウント用 フルサイズ対応
参考価格:
55,000
円
こちらも他社製品ですが、手ぶれ補正に定評がある国産メーカー「タムロン」が満を持して作り、一部からは「神レンズ」との呼び声も高いハイクオリティー超広角レンズです。某新宿西口量販店の懇意にしているスタッフ曰く、重箱の隅をつつけば多少の埃は出るが、値段、パフォーマンス共に限りなくパーフェクトに近いレンズだ、との評。
画を確認してみたところ、たまたま見た作例が夕景と星空の撮影でしたが、周辺の画質も高く、全体的にバランスのとれた画質で、価格とのバランスも良いと思います。ただ、重いですね。華奢な人が長時間構えているのは少々キツいと思いますが、そんな時は三脚のお世話になりましょう。
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▼超広角レンズのおすすめもチェック!
■ソニー用望遠ズームレンズ
ここからはソニーの望遠ズームレンズのおすすめ商品をご紹介します。動物や乗り物をはじめ遠くの被写体を撮りたい時に活躍する望遠ズームレンズ。被写体に近づくのが難しい場面にも最適です。スポーツの撮影にもおすすめですので気になる方はぜひチェックしてみてください。
・スタンダード
SONY(ソニー)
DT 55-300mm F4.5-5.6 SAM APS-Cフォーマット専用
参考価格:
35,000
円
比較的手頃な価格を考えると、「エントリーユーザー・マストバイ」な望遠レンズです。映画のタイトルみたいですね(笑)
このシューティングレンジにしては軽量だと思います。そのため、カメラ女子におすすめですね。画質はというと、手放しで「超イケてる!」とは言えませんが、望遠を初めて楽しむには最適なレンズだと思います。なにせα77 IIに装着すればテレ端(最も望遠側)が450mmになるので、初めて望遠レンズを手にした人にとっては「望遠鏡か!?」のレベルではないでしょうか。
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・プレミアム
SONY(ソニー)
FE 70-200mm F2.8 GM OSS Eマウント35mmフルサイズ対応
参考価格:
267,300
円
純正で白鏡胴という、まるでどこかの国内最高峰メーカーを彷彿させるルックスですが、性能も価格も重量もルックスに見合ったものだと思います。全体的にバランス良く、ヌケの良い派手めなカラーテイストも万人受けな感じです。
開放全域でのボケ味も30万近い値段に見合った美しさです。レンズが創り出すボケの美しさというのはレンズの中に構成されている絞りに応じて開いたり閉じたりする羽根の形状や枚数が大きく影響するのですが、本レンズは11枚羽根の円形絞りを採用しているので、非常にドラマティックなボケ味を楽しむことができます。
α99 IIとのコンビネーションで最強のスポーツシューティングマシンになりますよ。
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▼望遠レンズのおすすめもチェック!
■ソニー用特殊レンズ
ちょっと特殊なレンズとして、ソニーの魚眼レンズのおすすめ商品もご紹介します。広範囲を平面でとらえることでユニークな歪みのある画が撮れる魚眼レンズはちょっと変わった写真が撮りたい方におすすめのレンズ。さらに下記の記事では他社の魚眼レンズもご紹介していますのでぜひチェックしてみてください。
SONY(ソニー)
16mm F2.8 Fisheye
参考価格:
34,980
円
なかなか古風な感じの純正フィッシュアイですが、画質は大変良好でございます。2007年式という11年落ちにしては最新のα99 IIとの相性もバッチリで、中心部から湾曲した周辺部まで、非常に丁寧というのでしょうか、繊細な部分の描写もしっかりとシャープネスがかかったキレ味のある魚眼効果を楽しむことができます。
にしても、このレトロなルッックスが好きですね。フィッシュアイは決して出番がそう多くはないレンズですが、一本持っていると「ああ撮ってみよう」「こう撮ってみよう」といろんなアイデアが浮かぶレンズなので、意外と写真の上達に貢献するレンズなのでもあります。
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▼魚眼・マクロレンズのおすすめもチェック!
一眼レフカメラを選ぶときのポイント5つ
ここからは一眼レフカメラを選ぶ際のチェックポイントをご紹介します。メーカーに大きさ・重さ、画素数にセンサーサイズ、ISO感度などカメラ選びではきちんと把握して比較検討したい項目ばかり。ひとつずつわかりやすく解説しますのでしっかり押さえておいてください。
1.メーカー
どのメーカーを選ぶかによって今後の交換レンズの選び方も変わって来るので、特に初心者の方にとっては1stマシン選びは重要です。
カメラにはそれぞれメーカーごとの特徴があります。例えば、交換レンズも豊富で世界市場からトップクラスの評価を受けている「Canon」、報道の分野で愛用者が多くフルサイズセンサー搭載機が豊富な「Nikon」、廉価モデルから高い防塵防滴性能を誇る「PENTAX」、独自路線のシステムを採用する異端的な「SONY」。
カメラは生涯の趣味ともなりうるものなので、どのメーカーが自分に合っているのか慎重に選びたいものです。
■メーカー別一眼レフカメラのおすすめはこちら!
・Cannon(キヤノン)
・Nikon(ニコン)
・RICOH PENTAX(リコーペンタックス)
2.カメラの大きさと重さ
カメラの大きさと重さは、カメラを持ち出す頻度に関わって来る重要な項目です。カメラが軽ければちょっとした街撮りやカフェなどに頻繁に持ち出し、フットワーク軽く写真を撮ることができますが、ズッシリと重いとなかなか持ち出そうとはならないのが人情。
しかしながら一眼レフは比較的その重さとパフォーマンスが比例しているカメラでして、フルサイズセンサーを積んだハイスペックなモデルはやはり廉価なAPS-Cセンサー搭載モデルより重量が増しますが、その分APS-Cでは表現が難しい大変奥行きの深い写真を撮ることができます。
良い写真をバシバシ撮りたいのであれば多少の重量は腕を鍛えるために我慢しましょう。
3.画素数
デジタル写真は「画素」と呼ばれる小さい箱が幾千万個と集まった集合体で、画素の数(画素数)が、多ければ多いほど写真の彩りやコントラストといった表現は豊かになり、プリンターで大きく引き伸ばしたり、パソコンで編集を行う際もこの画素数の大小がクオリティーに影響を与えます。
しかし画素数が必要以上に多すぎると写真一枚あたりのサイズが何メガにもなり、パソコンに入りきらなくなったりすることもあるので、スマホやタブレットで見る用途がほとんどならば画素数は昨今のトレンドの2400画素程度あれば十二分だと思います。
最近はスマホに転送するときに自動的にリサイズされたりもするので画素値の問題はほぼないと考えて大丈夫!
4.センサーサイズ
写真のクオリティーは上記で述べた「画素」のみでなく、この画素という箱を載せる土台の大きさが重要な鍵となってきます。この土台こそデジタル一眼レフの心臓部「センサー(撮像素子)」です。
センサーは長辺がフィルムの長辺と同じ35mmある「フルサイズ」という高価なセンサーと、その半分程度の大きさの「APS-C」というコンパクトかつ安価なセンサーの2種類があります。
・APS-Cセンサー
・フルサイズセンサー
一般論としてフルサイズセンサーは立体感のある写真を撮ることができ、APS-Cはクオリティーの面でフルサイズには及ばないと言われていますが、写真の根本として、その出来不出来は使用するレンズとの組み合わせによるところも大きいので、一概にAPS-Cがチープなものだということではありません。
フルサイズの表現力は確かに深いです。しかし昨今のカメラの画像処理能力の高さがAPS-Cでも充分に高精細な写真を撮ることを可能にしていて、要は写真で何を表現したいか、これがセンサー選びの要だと言えます。
■APS-Cセンサーで撮影した例
上の写真は味噌汁をAPS-C搭載のデジタル一眼レフ+50mm単焦点レンズで撮影したものですが、APS-Cでも立ち昇る湯気、そしてお椀の縁の水滴までディテール細かく表現できています。
5.ISO感度
ISO感度とはフィルムが光を感じる程度を表したもので、カメラがフィルム式のみだった時代は晴天時はISO-100、曇天時はISO-400といった具合に、その都度フィルムを交換しなければなりませんでした。しかしデジタルカメラになってからはこれをボタン操作のみで変えられるようになったので、ある意味革命的でした。
■ISO感度別の撮影例
しかしISO感度は上がれば上がるほど上のサボテンの苗の写真のように写真全域にノイズが乗っていき、画質が低下します。これを防ぐために画像処理エンジンというコンピューター中枢が大働きするのですが、これはカメラのスペックに比例し、また価格にも比例します。
つまり、高価なマシンであればあるほど「常用ISO感度」も高く、暗闇にろうそくの火1本のような高感度撮影でもノイズの少ない実用範囲の写真を撮ることができます。
一眼レフカメラの4つの機能にも注目!
ここからは一眼レフカメラの注目機能についてご紹介します。センサーサイズやISO感度といった基本スペックのほかにも、動画撮影機能や手ブレ補正、Wi-Fi機能にタッチパネルなど備わっているとカメラの楽しみ方がより広がる機能はたくさんあります。一つずつ見ていきましょう。
1.動画撮影機能
昨今の一眼レフは動画性能がとても充実していますね。エントリー機でもフルハイビジョンの動画が撮れるようになり、ハイスペックマシンだと4K動画も難なくこなしてくれます。
4Kという言葉を最近よく耳にすると思いますが、簡単に言えば凄まじく綺麗な動画、ということです。テレビの紀行番組や最近では大河ドラマなどもこの4Kで撮られています。
ただし、いくらカメラが4K動画を撮れても、テレビなどの再生機器が4K対応していなければ宝の持ち腐れとなってしまいますので注意が必要です。
また最近のトレンドとしては動画機能に「タイムラプス」というパラパラ漫画のような動画を創り出す機能もついていて、この機能は月や星の軌跡を一定時間連続的に写したりするのによく用いられています。天体を撮るのが好きな方には興味深い機能ですね。
天体とは言わずとも、普通に街の景色などを撮っても、アーティストのMVのような作品が出来、けっこう気分がアガります。
2.手ブレ補正機能
手ぶれ補正機能は手持ちでいろんなものをサクサクっと撮る時に重宝します。また三脚を使わずに暗い場所などで写真を撮る際には強力な助っ人となります。
手ぶれ補正機能はメーカーによってカメラ本体側についている場合とレンズ側についている場合とがあり、前者の場合は5軸5段の補正機能が写真や動画を撮る際に頼りになりますが、ボディー側でこの機能が働いているがゆえに、構造的な問題で精密なピントが合わせづらくなるというデメリットがあります。
しかし装着可能な全ての交換レンズで手ぶれ補正の機能を有効にすることができるので、そんなデメリットを凌駕するほどの大きなメリットがあるとも言えます。
レンズ側にこの機能がついている場合はレンズ本体の重量と価格が増し、そして何よりもこの機構が付いているレンズを買わなければその効力を味わえないというデメリットがあります。ホント、手ぶれ補正機構が着いたレンズって高いのですよ。
しかし補正機能ONの状態でも精密なピントを合わせが容易だというメリットもあり、特に望遠レンズでの効きは神に救われたに等しいという人もいます。
ボディー側、レンズ側、どちらについているかの良し悪しは買ってからの「慣れ」でも解決できるので、まぁそう懸念することもないと思います。ただ、300mm以上の望遠レンズを多用する人には、望遠では本当にピントが合わせづらいと聞くので、カメラ本体側に補正機能があるモデルは避けた方が賢明かもしれません。
3.Wi-Fi機能
Instagram、FacebookとSNS全盛のこの時代、Wi-Fi機能がないカメラなんて、鰹節が乗っていないお好み焼きと同じです。泡のないビールと同じだ、と言う人もいれば、山椒のかかっていない鰻重と同じだと言う人もいます。私は個人的には酢の入っていない酢豚と同じだと思います。
このように、昨今販売されている最新のデジタル一眼レフにはWi-Fi機能は大概ついているので安心して大丈夫です。しかしながら中古で古いデジタルカメラを買う際は覚悟が必要です。
4.タッチパネル機能
液晶モニターが動くのって、便利ですよね!広角を使って地面スレスレから舐めて風景を撮る際や、そのまま持ち上げれば目線の及ばない高い位置からの撮影などの時に大助かり。またスマホのように画像を指先二本でズームイン/アウトができる「ピンチイン/アウト」機能がついていたらもうほとんど鬼に金棒です。
また、モデルによっては画面にタッチしただけでシャッターが切れる「タッチシャッター」機能を搭載しているものもあります。これ、最初は余計な機能と思ったりするのですが、カメラを高い位置に構えて撮影するときは大助かりです。
一眼レフカメラの選び方&おすすめ機種まとめはこちら!
ソニーの他にもCanonやNikon、PENTAXなど一眼レフカメラ選びでチェックしたいメーカーはたくさんあります。下記の記事では一眼レフカメラの選び方とともにソニー以外のメーカーのおすすめ機種や周辺アイテムをご紹介していますのでぜひこちらもチェックしてみてください。
一眼レフカメラと一緒に選びたいカメラバッグとカメラストラップ
念願のカメラを購入したらカメラバッグやカメラストラップも一緒に揃えるのがおすすめです。下記の記事ではおしゃれで使いやすいおすすめカメラバッグ&カメラストラップをそれぞれご紹介しています。選び方のポイントもまとめていますのでぜひチェックしてみてください。
まとめ
厳密には「一眼レフ風」、SONYさんはなかなか奥深く興味深いマシンを開発するものです。正直なところ、その異端ながらも秀逸なシステムを用いた一眼レフ(風)なモデルをもっと出して欲しいところですが、確かにα99 IIと77 IIの性能を紐解けば、そこにフルサイズとAPS-Cの行き着いた最終型があるように思えるので、潔くこの2機種のみで勝負!といったところなのでしょう。
同社ミラーレス用のEマウントも良いですが、私はやはり"撮った感"に満たされるAマウントが好きですね。この火は消して欲しくないものです。