結納の記念品におすすめプレゼント人気ランキング
結納の際にお互いに贈る「結納記念品」これからも一生一緒にいましょうという意味を込めて、思い出に残るプレゼントを贈りましょう。とはいえ、結納記念品にふさわしいアイテムって何?と悩んでしまう方は少なくありません。そこで今回は結納記念品におすすめのアイテムを人気ランキング形式でまとめてみました。一生形に残る女性用指輪やネックレスを始め、メンズ腕時計やカフスボタンなどおしゃれなアイテムをご紹介します。
結納記念品とは?
結納は新郎側・新婦側の家族にとって大事な儀式。結納は新郎側の家族が、新婦側の家族に「嫁支度に使ってください」と地域のしきたりに沿った品を贈りますが、結納記念品は結納品とは少し異なります。結納記念品は一言でいうと、新郎・新婦が結納の席で「これからよろしくお願いします」という意味を込めて贈り合うもの。
一般的には婚約指輪と称される指輪を贈るとされていますが、最近では指輪という形にこだわらず、相手が喜びそうなものを優先条件に贈るカップルも増えてきているようです。二人のこれからを祝して贈り合う記念品なので、何十年も長く使えそうな宝飾品を始め、ファッションアイテムや家電など、その内容は多様化が進んでいます。
結納記念品と結納品の違いは?
結納記念品と結納品は具体的にどのような違いがあるのでしょうか。先ほどの項目でも触れましたが、結納記念品は新郎と新婦がお互いに「これからよろしくお願いします」という気持ちを込めて贈るもの。対して結納は新郎側の家族が、新婦側の家族に対して、「お嫁に行くための支度に使ってください」という気持ちを込めて贈るものです。
結納に贈るものは地域によって異なりますが、「末広がり」を意味する【白い扇子】や、不老長寿を象徴するアワビを伸ばした【長熨斗】といった、縁起物を贈るようになっています。結納品数は5品から9品ですが、簡略式の結納になると品数は3品から5品と少なくなるのが一般的。対して結納記念品は何品も贈るのではなく、お互いに1品ずつという点でも違いがあります。
結納記念品の価格相場はいくら?
気になる結納記念品の価格相場ですが、男女によって相場は異なります。
・【男性から女性の場合】35万円前後
・【女性から男性の場合】男性からもらう分の半額程度
男性の場合は婚約指輪を贈るのが多いといわれており、一昔前は「給料3か月分」が相場だとも囁かれていました。しかしそこまで金額にこだわる必要もないため、35万円前後で選ぶ傾向が多く、二人で相談して決めたものであればいくらでもOKという時代になってきています。女性の場合は男性から贈られるものに対しての半額が相場です。とはいえお互いに結納当日に贈り合う場合は、何をもらうかは当日まで分かりませんので、相場の見当を付けにくいかと思います。そのため15万円から20万円以内を目安に選ぶと良いでしょう。事前に結納記念品についての価値観を二人で話し合っておくのがポイントとなります。
結納記念品の選び方
結納記念品をいざ贈ろうとしても何をどのように選んだら良いのか迷ってしまう方は少なくありません。ここでは結納記念品選びで失敗しないコツを3つご紹介します。
身に付けられるアイテムを選ぶ
一番失敗がないのは身に付けられるアイテムを選ぶことです。一般的なのは男性から贈る場合は指輪、女性から贈る場合は指輪の他に時計やスーツなどの宝飾品も選ばれています。普段から身に付けられるようなアイテムであれば、お互いの存在を常に思い出すことができるので結納記念品としてはおすすめです。
昔のしきたりに準じて選ぶ
両家が昔からの慣習を重んじるようであれば、その地域のしきたりに沿って選ぶのもありでしょう。たとえば「御袴料(おんはかまりょう)」といって、男性用の袴を仕立てるお金を女性が贈る場合があります。この風習を参考に女性から男性にはスーツを、男性から女性にはレディースコートを贈るのを検討してみても良いかもしれませんね。
長く愛用できる家電や生活用品を選ぶ
これからは二人で力を合わせて家庭を守っていかなくてはいけません。二人の生活が少しでも便利になるように、長く愛用できる家電や生活用品を贈るのも良いでしょう。たとえば日常的に使えるようなキッチン家電などは、毎日の料理時間も楽しくなります。
結納記念品のマナーやルール
結納には地域ごとのしきたりやマナーがあるように、結納記念品にもしきたりやマナーがあるのでしょうか?結納記念品の場合は、結納に比べるとそこまでマナーを重要視することはないようです。とはいえ、一生の思い出に残る結納記念品なので、最低限のマナーは覚えておきましょう。
結納を行わないカップルも増えている
近年では結納自体を行わないカップルも増えてきています。ただし結納については当人だけではなく、双方の家族の意見を聞くのがマナーです。結婚のことになると二人だけでの問題ではなく、家族も関わってくるため、結納を行わないのなら、その意思をきちんと家族に伝えましょう。もしくは結婚準備金としてお金は多く取っておきたいから、結納記念品は相場より安く済ませる堅実的な方法を選択するカップルも少なくありません。
相談してから贈る
結納記念品についてはお互いにどうするのか相談してから贈るのがマナーの一つです。たとえばサプライズのつもりで一方が内緒で結納記念品を用意したところで、一方は何も聞かされていないので、気分を害してしまうことも考えられます。誕生日やクリスマスとはまた違ったものなので、結納記念品については贈る・贈らないは最低限話し合っておくと良いでしょう。
お互いの趣味にあうものを選ぶ
これからの二人の門出をお祝いするものですから、何十年後を見据えて大切にしてもらえるようなものを贈りたいですよね。そのためお互いの趣味や好みにあったものを選びましょう。冗談のつもりでも、相手が苦手なものや好みでないものを贈るのはマナー違反です。
結納記念品のNGアイテムはこれ!
結納記念品は相手が喜びそうなものであれば基本的には何でもOKです。しかし中には結納記念品としてはあまりふさわしくないとされるNGアイテムも存在します。ここでは結納記念品に贈るのに避けた方が良いアイテムを3つご紹介します。
相手の負担になるような高額なアイテム
せっかくの結納記念品だからと張り切る気持ちは分かりますが、金額が高ければ良いというわけではありません。高額すぎるアイテムは、却って相手の負担になってしまうことも。最悪の場合「このお金を結婚準備に回せば良かったのに……」とケンカに発展するケースもあるので注意しましょう。
使ったらなくなってしまう消耗品
結納記念品という名前があるからには、いつまでも記念に残るようなアイテムを選ぶのがポイントです。そのため使ったらなくなってしまうような消耗品や食品類はおすすめできません。30年後や40年後はどうなっているか、キレイな状態で残せるアイテムかどうかも考慮して選びましょう。
「切れる」「割れる」などの意味が含まれるアイテム
昔からの風習を重んじるならアイテムに含まれている意味合いもチェック。「白いハンカチ」は「あなたとの出会いを白紙に戻したい」という【手切れ】の意味を表します。他にも緑茶は弔事を連想させますし、食器類は割れ物なので、お祝い事にはふさわしくない見方も。気にしない相手なら食器やハンカチもありかもしれませんが、迷ったときは避けた方が無難です。
結納記念品は指輪以外でもOK!
結納記念品と聞いて指輪のプレゼントを連想する方は少なくありません。もちろん結納記念品に指輪を贈ることは「婚約指輪」としての役割を果たすため、それが一番ベターな贈り物といえるでしょう。
しかし近年では結納を簡略化したり、結納自体を行わなかったりと、結納の文化は多様化してきています。それに伴うように、結納記念品も指輪に限らず、他の宝飾品や腕時計、スーツやコート、家電など様々。「婚約指輪を買うよりも貯めておきたい」と質素に済ませるカップルも珍しくないので、それぞれの予算や意見に見合った結納記念品を選びましょう。