法事のお返しおすすめ人気ランキング
法事の香典をいただいたら、お返しを贈り、感謝とお礼の気持ちを伝えましょう。法事の香典のお返しには、どんなものを贈れば良いのか分からないと悩む方は多いようですね。この記事では、法事の香典のお返しにおすすめなプレゼントをランキング形式でご紹介します。日本茶のギフトやコーヒー、紅茶、カタログギフトなど贈りやすい商品をたくさん紹介しますので、ぜひ参考にしてくださいね。
法事とは?
法事とは亡くなった方の冥福をお祈りするために供養をする儀式のこと。亡くなった日から七日ごとに四十九日まで行うのが一般的です。
仏教の教えによると、逝去してから四十九日の間を「中陰」と呼び、四十九日までの七日おきに、閻魔大王様による裁きが下されるといわれています。この七日おきの裁きをすべてクリアすると、晴れて「極楽浄土」へと旅立てるというわけです。そして遺族は、亡くなった方が無事閻魔大王様の裁きを終えられるようにと、願いを込めて法事を営みます。
初七日と四十九日は遺族・親族ともに、友人や知人も列席することが多く、僧侶の読経後に焼香やお斎を行います。それ以外の二七日(ふたなのか)や三七日(みなのか)は遺族のみで行い、僧侶の読経や焼香も省かれることが一般的です。地域によって異なりますが、近年では葬式の後に初七日を続けて行うこともあります。
法事と葬式の違いは?
法事とお葬式の違いがあまりよく分かっていないという方は少なくありません。日本は高齢化が進み、祖父母が元気で長生きしていると、法事や葬式に参列することなく大人になってしまうことが増えたからです。
法事も葬式も喪服を着る点や、香典を用意する点は同じですが、儀式の意味合いとしてはまったく異なります。一言でいうと、法事は亡くなった後の供養をする儀式で、葬式は亡くなった方とのお別れをする儀式です。先述したように、七日ごとに法事を行うのは亡くなった方が無事極楽浄土へ進めるよう供養を行いますが、じつは遺された側のためでもあるのです。
どんな死であっても大切な人とのお別れは非常に辛いもの。しかし葬式を始め、法事を七日ごとに行うことで、少しずつ死を受け入れ、遺された側が前へ進めるよう後押しをする儀式でもあります。亡くなった方を偲んで法事に参加してくれた方には、お返しをして感謝の気持ちを伝えましょう。
法事のお返しの価格相場はいくら?
忙しい時間の合間に法事に参加してくださった方には、感謝の気持ちを込めてお返しを渡すのが一般的です。とはいえ、法事のお返しの金額に迷ってしまう方は決して少なくありません。高額なお返しは負担になることは想像がつきますが、かといって安すぎるものは失礼にあたる気もしますよね。
実際のところ、いただく香典の内容によっても相場は異なります。法事の香典の相場は、食事をふるまう場合は10,000円から30,000円、食事がない場合は10,000円が平均です。これに対して法事のお返しの価格相場は半額から3分の1程度であれば失礼にはあたりません。このことを考慮すると、食事が5,000円前後の場合、お返しは3,000円から5,000円の品物を選べば安心でしょう。
法事のお返しの選び方
法事のお返しの価格相場が分かったものの、次に大事なのはお返しに何を選ぶかどうかです。相手が喜んでくれるもの、尚且つ法事の場にふさわしいものを贈りたいですよね。ここでは法事のお返しの選び方のポイントを3つご紹介します。
食品は日持ちするものを選ぶ
食品類を考えている場合は、必ず日持ちするものを選びましょう。賞味期限が長いものであれば、参列者の方が帰ってからあわてて食べる必要がありません。また夏場などの暑い時期に法事を行う場合、持ち帰っている間に食品が傷んでしまう冷蔵品を選ばないなど、配慮することも大切です。
気兼ねなく使える消耗品を選ぶ
法事のような不祝儀の場面では「繰り返さない」「一度きり」というイメージが大切。そのため繰り返し使えるものより、使ったらなくなってしまうような消耗品を選ぶのもポイントの一つです。実用性が高く気軽に使える点では、せっけんや洗剤などが喜ばれる傾向にあります。
故人が好きだったものを選ぶ
故人が好きだったもの、好物などを法事のお返しに選ぶのもアリです。「これあの人が好きだったから」と渡すことで、参列者も故人との記憶を思い出してくれるようになります。このお返しがきっかけで遺族や友人との仲が深まったりすることも。ただしこの場合も日持ちするものや、一度使ったり食べたりしたらなくなる消耗品を意識して選びましょう。
法事のお返しマナーやルール
今度は法事のお返しで心得ておきたいマナーやルールを3つご紹介します。「知らなかった」「初めて聞いた!」となっては遺族や友人の前で恥をかいてしまいます。そうならないためにも、法事でお返しを贈る前にここの項目をチェックしておきましょう。
当日渡す場合はかさばらないものを
法事でのお返しは参列者全員に渡すのが原則です。故人との関係がどうであれ、これは絶対です。そして渡すタイミングは参列者が帰る時ですが、持ち帰りの手間を考えた上で渡すのがマナー。遠方から来られることや、徒歩などで来られる方もいるため、かさばらず軽いものを贈るのが無難です。
熨斗や水引は必ず付ける
法事のお返しで迷ってしまいがちな熨斗や水引ですが、品物には両方必ず付けるのがマナーです。熨斗の表書きは「志」とするのが一般的で、下には施主の名字を記入します。水引は黒白・藍銀・黄白を基調に「結び切り」を使用。一度ほどけたら二度と結べないことから「何度も繰り返さない」として不祝儀に用いられる種類です。
法事の欠席者には早めにお返しを贈る
中には事情があって法事に参列できない人もいます。そういった方の場合、香典のみ送られてきて、法事は欠席という形を取ることがほとんどです。しかし法事を欠席しても、香典をいただいた以上は必ずお返しを贈りましょう。法事が終わって忘れないうちにすぐに送るのがマナーです。
法事のお返しのNGアイテムはこれ!
法事のお返しにふさわしいアイテムがあれば、反対に贈るのがふさわしくないNGアイテムもいくつか存在します。ここでは法事のお返しにとくにNGとされているアイテムを3つご紹介します。法事のお返しで以下の3点のどれかを考えていた…という方は即刻別のアイテムに変えましょう。
NGアイテムの定番「四つ足生臭もの」
四つ足生臭ものとは肉や魚を表します。仏教の教えでは故人が亡くなってから四十九日までは、精進料理を食す風習があり、これが由来とされています。精進料理とは肉や魚を抜いた料理のことで、現代ではしっかり四十九日まで精進料理を食す人は減りましたが、法事のお返しとしてはNGなので気を付けましょう。
慶事を連想させる「お酒」「昆布」
結婚や出産祝いなどの慶事を連想させるアイテムは、法事のお返しには好ましくありません。お中元やお歳暮に人気の高いお酒はつい法事のお返しにも選びがちですが、お祝い事のイメージが強いので避けましょう。「よろこんぶ」という語呂がお祝い事を連想させる意味でも「昆布」もNGとなっています。
金額が露骨に分かる「商品券」
商品券がNGかどうかは判断に迷うところですが、金額が露骨に分かってしまう部分ではあまり良いお返しとはいえません。確かに使い勝手が良いため喜ばれるアイテムである一方、目上の人に現金や商品券を贈るのは失礼にあたります。そのため法事の参列者に目上の人が多い場合は、金額が分かってしまうような商品券は避けた方が良いでしょう。