USBフラッシュメモリは小さいながらも1GBから2TBまで豊富なラインナップが揃っています。また、USB3.0や3.1など高速転送も可能で、データのハンドリングも簡単に。選び方とおすすめのUSBフラッシュメモリをご紹介します。
USBフラッシュメモリとは?
パソコンで仕事をする人の多くが、USBフラッシュメモリを一度は使ったことがあるのではないでしょうか。今やコンビニでも手軽に買えるので、1人で2~3本と持っている場合も多いようです。
USBフラッシュメモリは半導体チップを用いた記憶装置で、半導体の進化と価格の推移によってユーザー層を広げてきました。その最大の魅力は小ささ。まるでスパイグッズのような、一体どこにそんな機能があるのかと思うほど小さいものもあります。
サイズもさることながら、キャラクターとコラボしたものや、ガチャポンで買えるジョークグッズまで、これほどエンターテインメント性のあるパソコン周辺機器はないのではないでしょうか。
USBフラッシュメモリの選び方
USBフラッシュメモリの容量は?
かつては非常に高額だったUSBフラッシュメモリですが、現在は8GBのものが600円代で買えるなど低価格化が進んでいます。最も売れているのが32GB(それでも1,000円台)で、容量的にも価格的にも一番使い勝手良いでしょう。
もちろん、今でも「○○MB」のものも売ってはいます。反対に現在販売されている最も容量の大きなものは米国のキングストン社が販売する2TBのもので、さすがにこうなると20万円以上という値段が付いています。なくしてしまったらショックですね。
転送速度もチェック!
USBフラッシュメモリを現場で使うビジネスユーザーにとってはやはりスピードが重要となってきます。読み込み・書き込み共に速いUSB3.0もしくは3.1のモデルを選ぶと良いでしょう。ただし、お使いのパソコンのUSB端子が3.0に対応していなければなりません。
確かにUSB3.0と2.0では値段に開きもあり、安いから2.0でいいやと思う方も多いと思います。そのような場合、以下を参照してください。
USB2.0と3.0の速度比較
[転送速度]
- USB2.0:480MB/秒 (1秒間に480MBまでのものが送れる)
- USB3.0:5GB/秒 (1秒間に5GBまでのものが送れる)
[転送例]※25GBのビデオ映像(HD画質)を転送
※USB3.1はUSB3.0の倍以上のスペックとされています。
キャップの形状
現在販売されているUSBフラッシュメモリにはその接続端子を保護するために「キャップ式」と「スライド式」の2つの方式が採用されています。
キャップ式のメリット/デメリット
キャップをはめることによって完全に端子が隠れるので、水滴やホコリに強いというメリットがありますが、そのキャップをなくすこともあるというデメリットがあります。実際になくしてしまったことがある方は多数いらっしゃるのではないでしょうか。
スライド式のメリット/デメリット
スライドレバーを引くことによって端子部分が本体ケースに引っ込むので簡単便利というメリットがありますが、端子の前面がパックリと空いたままなので水滴やホコリにさらされるデメリットがあります。
また、本体を90°回転し端子を隠す「回転スライド式」を採用するモデルも多く、このタイプだと端子前面は本体に隠すことができます。
セキュリティ機能
法人利用の場合は管理ソフトウェア等を用いて完全暗号化などの高いレベルのセキュリティー対策が行われていますが、個人利用の場合、商品を購入時にあらかじめバンドルされているウイルス対策ソフトやパスワードロックを用いるのが一般的です。
とにかく小さいがゆえに、紛失のリスクと常に隣り合わせなのがUSBメモリです。万一のことを考え、必ずセキュリティー機能が働くようにしてしておく必要があります。
USBフラッシュメモリのメーカー
TOSHIBA
フラッシュメモリは日本のTOSHIBAの存在抜きには語れません。フラッシュメモリを発明した人こそ当時の東芝に在籍していた「舛岡富士雄氏」。開発をめぐっては後年に舛岡氏と東芝との間で裁判にもなり話題となりましたが、現在では両者は和解しています。
このような歴史を踏まえつつも、やはり東芝は「フラッシュメモリの元祖」として認識されていて、国内外で高い評価を受けている自社開発のNANDフラッシュ搭載のUSBメモリはMade in Japanの信頼を求める人たちから高い支持を得ています。
SanDisk
東芝と共にフラッシュメモリを共同で開発・製造した米国の半導体メーカー「SunDisk」。その品質は相当に高いもので、フォトグラファー、映像関係共にプロの領域においてSunDiskのフラッシュメモリは高い信頼を得ています。
他社製品に比べ若干割高な商品が多いですが、価格の高さは信頼の高さと考えるクリエイターが多く、極めて少ないエラーや高い品質保証が支持されています。
Transcend
割安ながらも高品質なフラッシュメモリを作っている台湾のメーカー「トランセンド」。米国のメーカーと思っている人が多いようですが、台湾の自社工場で徹底した品質管理を行い、フラッシュメモリをはじめとした高品質な記録デバイスを作る会社として世界中にユーザーを持っています。
BUFFALO
今やパソコン周りの「何でも屋さん」的な存在で知られる名古屋の企業「BUFFALO」。USBフラッシュメモリでも2018年業界シェアNo.1を誇っています。
とにかく品数が多い!多いけどしっかりとした商品ばかり!というのがオフィスで圧倒的な支持を得ている証。"バッファロー1社でオフィスが開業できる"と言われるほどで、実際にオフィスサプライが気づいてみたら全部バッファロー製品だった、ということも珍しくありません。
16GBのUSBフラッシュメモリのおすすめ
SanDisk USBメモリ 16GB USB3.1 & USB 3.0 Ultra Fit SDCZ430-016G-J57
信頼のブランドSunDiskのUltra Fitシリーズは本体はどこにあるの?と問いたくなるほどの超小型サイズ。パソコンのUSB端子につけっぱなしでも突起が最小限なので引っ掛ける心配がなく、パソコンのHDD容量の補助として使用することもできます。
セキュリティー面も万全で、ファイル暗号化ソフトが付属でついてきます。また5年間の正規メーカー保証がつくので、万一の時も安心。SanDiskが1,000円を切るのか。と驚くユーザーも多いのでは。
Transcend USBメモリ 16GB USB3.1 & USB 3.0 TS16GJF710S
小ささではトランセンドも負けてはいません。わずか3.3グラムでしかも耐衝撃、防滴、防塵仕様!万一胸ポケットに入れたまま洗濯しても、無事に生還したという報告が各地でなされています。
いかにもタフさを醸し出すようなシルバーのマテリアルはMac Bookユーザーにとっては興味深いところではないでしょうか。
BoneCollection Patti Duck USB3.0 16GB DR18042-16Y
お風呂に浮かべるゴム製のアヒルさんをUSBフラッシュメモリにしてはいけないという法はどこにもありません。それどころかUSB 3.0なので高速なアヒルさんです。ストラップ穴も付いているので、アクセサリーとしてカバンにつけておくと思わぬところで役に立つかもしれません。
クリエイターにとっては現場でアヒルさんが人の手から人の手に渡り歩く姿は息詰まる現場が和むことでしょう。
32GBのUSBフラッシュメモリのおすすめ
SanDisk USBメモリー 32GB Cruzer Glide USB3.0
黒と赤のコントラストが美しいSanDiskの32GB USB3.0対応モデルは、キャップレスのスライド式端子格納なのでキャップをなくす心配がありません。スライダーの動きもとてもスムースで心地よく感じます。些細なことなのだけど、こういうところをちゃんと作っているのだなと感心します。
Win/Mac両方に対応しています。それにしても、SanDiskの32GBが1,300円を割って手に入るなど、USBメモリーがした数万円した頃には考えられないことです。
SanDisk USBメモリー 32GB Cruzer Glide USB3.0
参考価格:
530
円
価格情報は以下に表示された日付/時刻の時点のものであり変更される場合があります
amazon.co.jp:2024年11月20日 20:31時点
rakuten.co.jp: 2021年8月27日 17:00時点
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VIEKUU USBメモリ 32GB USB3.0 コアラ
コアラがユーカリの歯を食べる代わりにパソコンからデータをムシャムシャと吸い上げてくれます。でもこう見えてUSB3.0対応。
そのまま見ているだけでも癒されるかわいさですが、使用時にコアラの首を外して頭部ごとUSB端子に挿すそのビジュアルは少しこわいですね。
中国は深圳にあるこのブランド、このUSBフラッシュを恋人や友人へのプレゼントにいかがですか?と推奨していますが、確かにプレゼントにはピッタリ。入社祝いなどであげると喜ばれそうですね。
64GBのUSBフラッシュメモリのおすすめ
SanDisk USB3.0フラッシュ 64GB SDCZ43-064G (ULTRA Fit)
SanDiskの64GBフラッシュは超小型でパソコンにつけっぱなしでもOK。超小型ながらも通電中はランプが点灯しているので、動きがちゃんと見えます。なので通電中はむやみに抜かないでくださいね。
また、あまりにも小さく、そしてあまりにも高速でデータが移せるので、時間との勝負の現場でのデータ納品にとても重宝します。ただ、その小ささから紛失騒ぎになることもあるので、取り扱いには充分気をつけてください。
ちなみに本品は海外パッケージ品なのでSunDiskの国内サポート外となっております。
SsnDisk USB3.0フラッシュ 64GB SDCZ43-064G (ULTRA Fit)
参考価格:
13,627
円
USBインターフェース:USB3.0/2.0
※海外パッケージ品の為国内でのサポートはありません。
価格情報は以下に表示された日付/時刻の時点のものであり変更される場合があります
shopping.yahoo.co.jp: 2024年11月18日 22:45時点
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HP USBメモリ 64GB USB 3.0 ブルー アイスクリーム x778w HPFD778W-64
アイスクリームを模ったヒューレット・パッカードのUSBフラッシュメモリはただのアイスクリームではありません。ちゃんとこのゴム製のアイスクリームが耐衝撃と防塵機能も兼ね備えていて、かわいさと実用性の一石二鳥をポップなデザインでかなえた、とてもおしゃれなUSBフラッシュです。
色がクリームグリーンなので実際のアイスクリームではミントアイスといったところでしょうか。
HP USBメモリ 64GB USB 3.0 ブルー アイスクリーム x778w HPFD778W-64
参考価格:
4,998
円
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amazon.co.jp:2024年11月21日 05:17時点
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金条USBフラッシュメモリ 64GB USB 3.0/2.0
金塊が好きな方におすすめなのがこの「金条usbフラッシュドライブ」。金地金を模ったUSBフラッシュメモリですが、もちろん実際に純金が使われているわけではありません。遊び心がある商品ですが、USB3.0仕様とハイスペックのUSBフラッシュで、本品64GBの他に大容量128GBモデルもあります。
金は幸運を運ぶ色と古来より言われているので、このメディアを使うとデータ転送のたびに何やらめでたい気分になります。また、金地金製造者刻印の「BANK OF MEMORY」という芸の細かさに思わず笑みがこぼれます。贈り物としても喜ばれそうですね。
大容量USBフラッシュメモリのおすすめ
キングストン USBメモリ 2TB USB 3.1 Gen 1 DataTraveler Ultimate GT DTUGT
ついにUSBフラッシュメモリにもTB(テラ)の時代がやってまいりました。さすがに20万円以上するだけあって耐久性と耐衝撃性に優れた亜鉛合金の金属製ケースで頑丈に作られています。確かにプラスチックのケースだったらちょっと・・・
それにしても「4Kビデオ映像を最大70時間保存可能」とは驚異的です。ポータブルHDDでは当たり前のようにTBモデルが出ていますが、USBフラッシュほどの小ささでもTBが作れてしまうのですね。あとは値段です。そこさえ下がってくれれば、これほど便利なものはないでしょう。
何事も極めたい方にはおすすめの逸品です。
キングストン USBメモリ 1TB USB 3.1 Gen 1 DataTraveler Ultimate GT DTUGT
上記の1TBモデルですが、それでも10万はします。「時は金なり」と思う方にはおすすめです。
USBフラッシュメモリはそのラインナップの幅に驚きです。硬貨だけで買える8GBのものから20万円以上もする2TBモデルまで、これだけ選択肢があると逆にどれが本当にいいのか迷ってしまうところです。
そんな時は本記事を参考にしてください。数あるUSBフラッシュメモリの中から厳選したもののみをご紹介していますので、きっとお役に立てるかと思います。